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【衝撃の実話】“50代の元スナック嬢”が遭遇した『ぽっちゃりしか愛せない男』の話

  • 2024.12.21
出典:stock.adobe.com

「〇〇フェチ」「〇〇専」などという言葉で表されることもある偏愛。 足フェチ、胸フェチなどさまざまな好みの形を持つ人が存在します。 今回は、その中でも極めて突出した好みを持つ、あるお客さまのエピソードをご紹介します。

デブ専のお客様

「なんだこの店、ハズレだなぁ」

席につくなり、みんなに聞こえるほどの声で感想を漏らしたお客様がいらっしゃいました。

「なんだと失礼な!」みんな内心そう思ったに違いありません。
当時その店は、そこそこ可愛い女の子が揃っており、そんなことを言われる覚えはありませんでした。

聞いてみると、そのお客様はいわゆる「デブ専」の、ぽっちゃり女子大好きおじさんだったのです。

転勤で引っ越してきたらしく、地元では有名な、ぽっちゃり女子ばかりが勤めているお店の常連だったといいます。
なんでもそのお店は、超重量級女子が多数在籍しており、体重100kgを超えると時給が上がるともいわれているらしいのです。

しかも、体重のボーダーラインが決められており、下回るとクビになるという厳しい条件まであるそうです。

ぽっちゃりキャバクラの営業内容は……

お客さんたちは、推しのぽっちゃり女子をさらに大きく育てるべく、お肉やスイーツを貢ぐといいます。

店内では、ハイカロリーメニューをオーダーできるシステムです。
美味しそうに食べる姿を見るために、つい頼んでしまうというのが店の戦略でしょう。

お客さんも、どんどん食べさせてあげることで喜びを覚えるそうです。
さらに同伴やアフターで、焼肉屋さんに行くことも当たり前。

そうやってぽっちゃり女子を、名実共にナンバーワンにすべくお客さんたちは精を出すのです。
シャンパンやワインの代わりにオーダーされる、揚げ物やスイーツ……。

想像すると、なんだか平和で微笑ましくもあります。

人の好みはそれぞれ

結局そのお客様は、たいした体重の女の子もいないその店で、ぽっちゃり女子の魅力と体重増加の勧めを散々解説してお帰りになりました。

「需要と供給」「適材適所」などという言葉を噛みしめることになった出来事でした。
どんな体型でも、どんな顔つきでも、愛してくれる人は必ずいるものです。

出会うか出会わないか、それだけなのかもしれませんね。

◆Natsuko Ota 大阪在住。 過去に高級ラウンジから下町のスナックまで様々な形態の水商売経験あり。 あらゆる職業•属性の人と接してきたため否応なしにコミュ力を鍛えられてきました。 現在も、性別年齢問わず毎日かなり多くの人と話す機会があり、人間観察能力もかなり高いと自負しております。 観察眼を生かした鋭い分析力で楽しく執筆していきます。

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