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【MLB】強打者タッカー加入、鈴木誠也は“玉突き”で外野手空席なし 米メディアはドジャースに獲得進言「もうDHはやりたくないようだ」

  • 2024.12.14
カブスの鈴木誠也(C)ロイター
SPREAD : カブスの鈴木誠也(C)ロイター

メジャーリーグは13日(日本時間14日)、カブスアストロズ間で複数選手が絡むトレードが成立。カブスは昨季ア・リーグ打点王のカイル・タッカー外野手を獲得し、見返りとしてイザック・パレデス内野手、ヘイデン・ウェスネスキー投手、今夏のドラフト1巡目全体14位で入団したキャム・スミス内野手をアストロズへと放出した。
これでカブスは外野手のレギュラー候補が5人に膨らみ、コディ・ベリンジャーのトレードが濃厚に。鈴木誠也が押し出される形で、指名打者を務める可能性が高まった。鈴木は指名打者での出場に難色を示しているとも報じられており、各球団からトレードの打診もありそうだ。

■ベリンジャー放出が決定的に

オールスター3度出場を誇るタッカーは今季、右すねを骨折して長期離脱。78試合の出場に留まったが、打率.289、23本塁打、49打点、11盗塁、OPS.993の好成績。昨季はア・リーグの打点王に輝くなど、三振率が低く四球も選べて勝負強い。カブスにとっては待望の強打者獲得となった。
カブスは現在、新加入の右翼手タッカーに加えて、今季ゴールドグラブ賞の左翼手イアン・ハップ、メジャートップクラスの俊足を誇る22歳の中堅手ピート・クロウ=アームストロングと外野のレギュラーポジションは当確状態。今季外野手と一塁手を兼任したベリンジャーを放出しても、鈴木が入り込む余地はないと見られている。
ドジャース専門ポッドキャストの司会を務め、米スポーツ局『ESPN』の番組にも出演するブレイク・ハリス氏は自身のXで「テオスカー・ヘルナンデスを逃した場合、セイヤ・スズキを獲得するのは素晴らしいことだ。スズキは昨季60回も務めたが、もうDHはやりたくないようだ」と、ドジャースに獲得を進言した。
ドジャースは8日(同9日)、同地区ライバルのジャイアンツからFAとなっていたマイケル・コンフォート外野手と1年1700万ドル(約25億4800万円)で契約合意。2019年には33本塁打、今季も左翼手として20本塁打を放つなど、長打力に定評があるバックアップは補強したが、テオスカーを筆頭に両翼を務められるレギュラー獲得に動いている。

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