51歳でこの美貌！美容専門家が直伝「ほうれい線を消す！今すぐできる簡単エクササイズ」

ほうれい線は、多くの人が年齢とともに気になる悩みの一つである。しかし、その原因は単なる加齢にとどまらず、さまざまな要因が関係している。そこで今回は、美容の専門家である石川時子先生に、ほうれい線の原因や予防法、そして簡単に取り入れられるエクササイズについて教えていただいた。

 

ほうれい線ができる原因

ほうれい線が深くなったり、目立ちやすくなったりする主な原因は加齢によるものだが、それ以外にもさまざまな要因が関与しているのだとか。

顔の骨格

「顔の骨格や骨のしっかり度合いによって、ほうれい線の現れ方には個人差があります。特に頬骨がはっきりしている方は、早い段階からほうれい線が目立ちやすい傾向にあると言われています」

表情筋の衰え

「表情筋は、年齢とともに衰えが始まり、20代後半からその兆候が現れることもあります。この表情筋の衰えが放置されると、顔全体がたるんで、ほうれい線が目立ちやすくなります」

紫外線によるダメージ

「紫外線は肌のシワだけでなく、たるみにも影響を与えるため、紫外線対策を怠ると、ほうれい線も進行しやすくなります。紫外線が原因で、肌のコラーゲンが破壊され、肌の弾力が低下することが、ほうれい線を深くしてしまいます」

日常で注意するべき行動

長時間同じ姿勢

「長時間下を向いて作業をしていると、顔の筋肉が下がり、ほうれい線が目立つ原因となります。特にデスクワークやオンライン会議が多い方は注意が必要です。顔が下向きの姿勢を長時間続けると、ほうれい線が悪化することがあります」

間違ったスキンケア

「日常の洗顔やスキンケアの際に力を入れすぎることや、ゴシゴシと顔をこすってしまうことも、シワを作りやすくしてしまいます」

ほうれい線に効くエクササイズ

ほうれい線を予防するには、顔の筋肉を積極的に鍛えることが効果的。特に、普段あまり使わない筋肉を意識的に動かすことが重要だとか。

顔の筋肉をほぐすストレッチ

「特に、側頭部の筋肉は顔のたるみに大きく影響しているため、ここをほぐすことで顔全体の引き締め効果が期待できます。手をグーにして軽く回すだけで、顔の筋肉をリラックスさせることができます。側頭部をほぐした後に顔のエクササイズを行うことをおすすめします」

舌回し

「舌を口内でほうれい線に沿ってなぞるように動かすことで、普段あまり使えていない舌の筋肉も刺激しながら、下顔のたるみを防ぐことができます。このエクササイズを日常に取り入れることで、表情筋が鍛えられ、ほうれい線の予防になります」

「Oの口」のエクササイズ

「口を大きく『O』の形にして数秒間キープすることで、上唇挙筋や大頬骨筋、小頬骨筋を活性化させることができます。これらの筋肉は顔の引き上げをサポートする重要な役割を果たし、ほうれい線の改善には日常的に鍛えることが欠かせません」

「これらのエクササイズは、1日1回、3セット程度を目安に行うことで効果が期待できます。特に、肌が乾燥していない状態で行うことが大切です。スキンケア後にクリームや美容液を使って肌を整えた後に行うのがおすすめです。忙しい朝や夜の隙間時間にもできる、短時間で簡単に実践できるエクササイズなので、ぜひ取り入れてみてください」

エクササイズのコツ

「できるだけリラックスして行いましょう。アプローチしたい箇所以外に力が入ったりしないように気を付けて、肌のために摩擦を避けることが大切です。また、簡単なので、習慣化して頻繁に行うことをおすすめします」

ほうれい線予防のために日常においてできること

日々の対策が重要

「ほうれい線を予防するためには、日常生活の中で乾燥対策や紫外線対策を徹底することが重要です。また、長時間下を向いた姿勢を避けることも効果的です。デスクワークやスマートフォンを使用する際には、顔が下を向き過ぎないよう意識し、時々顔を上げてストレッチをしたり、姿勢を正すように心がけましょう。さらに、紫外線は一年中降り注いでいるため、冬でも油断せず日焼け止めや日傘を活用して肌を紫外線から守ることが大切です。これらの習慣を取り入れることで、ほうれい線の予防に繋がります」

意識的に顔を動かそう

「顔の筋肉を意識的に動かすことも、ほうれい線予防に効果的です。普段、顔の筋肉をあまり使わない方は、意識的に口角を上げる習慣を取り入れると良いでしょう。例えば、キッチンで作業をしているときや掃除をしているときに軽く口角を上げるだけでも、頬のたるみを防ぐ助けになります。これは簡単な顔の筋トレのようなもので、日常生活の中で少しずつ取り入れることが重要です。続けることで、顔の筋肉を鍛えながら、ほうれい線の予防につなげることができます」

まとめ

ほうれい線は、簡単なエクササイズや固まった姿勢を見直すことで、予防や改善が可能。健康的で若々しい表情を維持するために、口角を上げるところからはじてみて。

今回お話を伺ったのは......

石川時子さん

表情筋が衰える原因や表情筋を鍛える⽅法について監修。表情筋トレーナー。美容コンサルタント。株式会社クレア代表取締役。Beautiful Smile 協会® 理事。2011年に表情筋トレーニングに出会い、アシスタントなどを経て2015 年よりプロ講師として活動を開始。⾒た⽬も中⾝も⽣まれ変わる塾として、オーダーメイドのグループレッスンやマンツーマンレッスンを⾏う。 ビューティキャンプ、⼀般向けのレッスンのほか、芸能コースに通う10 代男⼥向け表情筋トレーニング、⼤⼿コスメメーカー、保険会社の企業内研修、40 代ママ向けレッスン、TV、雑誌、美容商品、Web の監修など活動は多岐にわたる。著書に「顔が上がる↑１分×表情筋トレ」（⼤和書房）、監修に「30秒であなたの印象が変わる! めざましテレビ『スマイル・チャージ!』顔トレBOOK」（宝島社）がある。