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法律改正が必要なほどの事態?声が小さい無関心層には何もできない

  • 2024.12.13

結婚するまでは、「私の名字、結構格好いいでしょ。あなたが名字を変えていいよ」などと言っていたように思います。とても失礼だけど、相手の名字があまり好きではなかったから、何回か提案しました。相手はどっちが変えてもいいよという感じ。でも内心は、手続きが面倒だから変えたくなかっただろうなと思います。時を経て、いざ結婚だ、書類を書こうとなった時、名字はどうなったでしょうか。

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全くなにも考えず、私が名字を変えました。なぜなら私は先のことが考えられないくらいその時幸せで、今日のやることリストにある「役所に書類を出す」を早く済ませたいとすら思っていたからです。だから既婚女性の95%と同じところに迷わず名前を書き、相手が書くのを待ちました。書類を出す前、お義父さんは私に「名字変えていいの?」と訊いてくれました。聞いてくれてありがとうございました。気遣いに気付けないほど能天気でした。猪突猛進タイプですが、これからよろしくです。

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名字を変えた後、職場への届出、印鑑の調達、マイナンバーの手続きは90日以内とか一通りの面倒なことを経験しました。病院で名前を呼ばれる時、はっとして立ち上がったこともあります。でも、夫と2人で一緒にいる時に名前がどうとかで悩むことはなくなりました。

私はなんでも迷うのがストレスで、どっちにしようと悩む二択は特に嫌い。どっちを選んでも結果はあまり変わらないのに、決められない。決められないから二つとも選ぶか、どっちも捨てて第三の道を模索することすらある。あまり良くないけれど選択肢が減るように生きてきました。これからもなるべく決断せずに生きていきたいと考えています。だから私はどちらかが名字を変える今の制度に従いました。最近、職場では半分くらいの人が旧姓使用です。同僚の新姓は知らないけど、呼ぶとき悩まなくて済むから旧姓使用はありがたいと感じます。

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先月、10年来の友人に久しぶりに会いました。彼女は子ども連れてきてくれて、とても可愛かったです。かなり遅めの出産祝いを渡すときに、私は結婚したと報告をしました。友人からは祝福の言葉とともに、「名前何になったの」と返ってきました。思えば、少し前にあった大学時代の友人にも「おめでとう」と「写真見せて」の間くらいで名字を聞かれたと思います。でも、次会った時は忘れているだろうな。現に私が覚えていませんが、あだ名で呼び合うから全く問題ないのです。

国の統計を見ても、自分の周りを見ても女性が名字を変える流れは根強いですね。これを問題と捉えないし不快に思わない私のような人、興味がない人、そもそも名前が変わることにときめく人などなど、今のままで良いと考える人は一定数いると思います。法律改正が必要なほどの事態なのか。国際社会から名指しで怒られるほどの問題なのか。声が小さい無関心層は、何もできません。

■米生活のプロフィール
やること山積みなのに、何も手がつかない社会人。花粉症対策は最優先。

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