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背中を鍛えるメリットとは?背筋が弱いと「こんなデメリット」も

  • 2024.12.12

背中の筋肉(背筋)は、普段目につきにくい部位ですが、私たちの姿勢や動作、さらには全身の機能に大きな影響を与えます。

この記事では、背中を鍛えることで得られるメリットや、背筋が弱いことで生じるデメリットを、パーソナルトレーニングジムSTUDIO KOMPAS(スタジオコンパス)のトレーナー・山岸慎さんが掘り下げて解説します。

背中を鍛えるメリットとは?

現代の生活では、背中の筋肉が弱くなりやすい環境にあります。背中を鍛えることで、体全体のバランスを整え、疲れにくく、身体機能のパフォーマンスアップも期待できます。

メリット1 肩甲骨まわりの安定性が向上する

背中を鍛えることで肩甲骨の動きが安定し、姿勢が整います。

これにより見た目にも引き締まった印象を与え、背中にメリハリが生まれます。

メリット2 下半身のボディラインが変わる

上半身の筋肉バランスが悪いと、下半身が余分な力を使って補うことになり、筋肉のアンバランスや疲労感を招きます。

背中を鍛えることで、下半身の負担が軽減され、ボディラインの崩れを防ぐことに繋がります。

メリット3 ヒップアップにも効果あり

背中を鍛えると骨盤の安定性が向上します。骨盤が安定することで、臀部(お尻)の筋肉が効率よく働き、美しいヒップラインが作られます。

とくに、臀部と背中は連動しているため、背中の強化がヒップアップに直結します。

メリット4 疲れにくくなる

背中を鍛えると、体本来の機能が引き出されます。それにより動作がスムーズになり、日常生活でも疲れにくくなるのが大きなメリットです。

また、自然な姿勢が保たれることで、見た目の美しさにも繋がります。

【広背筋の筋トレ】背中は鍛え方に“コツ”がある!背筋トレーニング6選

背筋が弱いことによるデメリット

背筋が弱いことで、以下のような問題が生じます。

1.筋活動のバランスが乱れ、姿勢が崩れる

背筋が弱いと全身の筋肉バランスが崩れ、姿勢が悪くなります。これにより、肩や腰に負担がかかり、痛みの原因となります。

2.首こりや肩こりが発生しやすい

肩甲骨のポジションが不安定になると、正しい動作が難しくなります。その結果、首や肩に過剰な負担がかかり、慢性的な不調を引き起こします。

3.スッキリしない見た目になってしまう

背筋が弱くなると、背中が厚ぼったく見え、二の腕がスッキリしない印象を与えることがあります。

4.トレーニング効果が出にくくなる

ヒップアップや脚のライン改善を目指していても、背筋が弱いと成果が出にくいことがあります。背筋を鍛えることは、下半身トレーニングをサポートする基盤となります。

次:背中の筋肉はなぜ鍛えにくいのか?

背中の筋肉はなぜ鍛えにくいのか?

背中は見えない部分のため、鏡を見て筋トレするのも難しく、トレーニングをしてもいまいちピンと来ない人もいます。

そもそも背中の筋肉は鍛えにくいと言われていますが、その理由はいくつかあります。

腹筋が弱い

背中を効果的に鍛えるには、腹部の安定性が不可欠です。腹筋が弱いと、上半身のトレーニング効率が低下し、十分に背筋を鍛えることが難しくなります。

胸椎の可動性が低い

胸椎(背骨の中央部分)の動きが悪いと、背中の筋肉と連動する臀部や腹部の筋肉がうまく使えなくなり、衰えていきます。そして背中のトレーニング効率も低下します。

肩甲骨をうまく使えていない

背中の筋肉を効率的に鍛えるには、肩甲骨の動きが必要です。ここの安定性が悪いと、背中全体のトレーニング効果を妨げる原因となります。

背中の筋肉はなぜ鍛えにくい?効果的な鍛え方とは

トレーナーが選ぶ、背中を鍛える筋トレ

ここからは、トレーナーがおすすめする背中筋トレを紹介します。

腕立て伏せ

肩甲骨の安定性を高めるための基礎的なトレーニングとなります。背中を直接鍛えるわけではありませんが、他のトレーニングの土台を作る重要なエクササイズです。

腕立て伏せ(プッシュアップ)できない人向け!5つのステップで練習

Tレイズ

菱形筋を鍛えるエクササイズで、肩甲骨の動きを整えます。初心者にも取り組みやすいトレーニングです。

斜め懸垂

強度を調整しやすく、背中全体を効率よく鍛えられます。初心者から上級者まで対応可能な万能種目です。

懸垂(チンニング)ができない!やり方のコツは「斜めポーズ」から

ラットプルダウン

ジムマシンでは、ラットプルダウンが定番です。広背筋を中心に背中全体を鍛える定番のマシンです。

フォームを意識して行うことで、背中を効果的に強化できます。

筋トレで筋肉を柔らかくする方法|ラットプルダウン編

背中は「背中以外」も強化すると効果的に鍛えることができる

背中を鍛えることは、姿勢の改善や全身の調律を整えるために不可欠です。

鍛える際には、背中だけでなく、腹部や胸椎、肩甲骨の動きに注目し、バランスよく鍛えることが重要です。

監修者プロフィール

トレーナー山岸 慎

2011年からトレーナーとして、モデル・アーティスト・俳優のサポートを行う。現在はJリーガーなどトップアスリートをはじめ、運動初心者まで様々な身体レベルの方のトレーニング指導を行なっている。所有資格NSCA-CSCS。

・パーソナルトレーニングジム STUDIO KOMPAS渋谷南平台
・ストレッチリラクゼーションサロン ESL(エッセンシャル ストレッチ ラボ)

<Edit:編集部>

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