40代の顔立ちにほどよいトレンド感を宿す「若見えを叶える本命ルージュ6選」【ヘアメイク厳選】

もの言う唇を彩るルージュこそ、オトナの女性のアイデンティティやセンスを雄弁に語ってくれるパワーアイテム。では今、オトナの女性世代のオーラをいい塩梅に高めてくれる、注目カラーや質感とは？ ベストルージュをチョイス！ これを参考に運命の1本にめぐり会いたい。

選んでくれたのはヘア＆メイクアップアーティスト佐川理佳さん

40代の顔立ちにほどよくトレンド感を宿し若見えを叶えてくれる本命ルージュは？ 数ある名品からヘア＆メイクアップアーティストが6本を厳選。今っぽいメイクTIPも伝授してもらいます。

監修：佐川理佳
ヘア＆メイクアップアーティスト。都内のヘアサロンに勤務後、河北裕介氏のアシスタントを経て独立。さり気なくトレンドを取り入れたエフォートレスなメイクに定評がある。ご本人もおしゃれ！

スタイルの主役にしたいのはベリー色のぽってりルージュ 【ADDICTION ザ リップバームソフトマット 003】

ソフトマットなテクスチャー。¥4,070（アディクション ビューティ）

ベリーリップに合わせたいのはカラーレスなシャイニー系。ニット¥99,000（チノ／モールド）、リングはスタイリスト私物

「大本命はこれくらい紫寄りのベリーカラー。最初に唇からメイクしてバランスを取れば、意外にも普段使いしやすいんです。薄づきなので直塗りでぐりぐりと重ねていき、実際の輪郭よりオーバーに塗るのがポイント」（佐川さん）

ふわっとフォギーな唇が秋のムードを連れてくる 【SUQQU コンフォート リップフルイド フォグ 10】

すりガラス越しに光と色が透けて見えるような独特の質感が、顔立ちにコケットな雰囲気を宿す。薄膜仕様のうえ、フィット感も上々！ ¥5,500（SUQQU）

青みニュアンスで透明感もトッピング。ビスチェ¥23,100、カーディガン¥36,300（共にティッカ／ティッカ）、パンツ¥26,400（ボニーウーブン／クローバーズ）

「トレンドの高発色かつマットなリキッドも狙い目。SUQQUの10番みたいなディープカラーの場合、いったん指に取り、ポンポンと叩くようになじませるとこなれ感が。リップラインはあまり気にせずラフに塗り広げてOK」（佐川さん）

〝大人の純真〟を演出するシアーな青みピンクを味方に THREE ディヴァインリップジェム X04

赤・青・紫のパールがフューチャリスティックにきらめきつつ、自然な血色も引き出すティント。¥3,850（THREE）

グレーシャドウがピンク系の甘い口元を引き締める名脇役！ カットソー¥96,800（CO／イーストランド）

「なんといってもボリュームリップがいい女の条件！ THREEのこれは光を重ねる設計のおかげで、塗るだけでぷるんと立体的な唇を演出できます。全体に軽くなじませたあと、唇の中心部に広めに塗り足して、ぽってり感を強調したい」（佐川さん）
 

洒落感を加速させたい日はホワイティベージュのペンシルで 【DIOR ルージュ ディオールコントゥール 259】

トレンドの輪郭コンシャスなリップメイクにはこれ。発色が8時間続く。¥4,290（パルファン・クリスチャン・ディオール）

ダークな目元と合わせれば甘いのに強さもある顔立ちに。シャツ¥39,600（チノ／モールド）

「このペンシルのマット＆クリーミーな感じとほどよくにごった色みが最高！ オーバーに輪郭を描いたらブラシで内側にもカラーをのせ、ペンのみで完成させました」（佐川さん）

ブラウン×シャープなラインが最旬顔の新ルール 【NARS エクスプリシットリップスティック806】

28色を揃えた、カラバリ豊富な新ライン。クリーミーな質感やひと塗りで濃厚に色づくサテンフィニッシュが特徴。¥5,280（NARS JAPAN）

ポイントはブラシの角で輪郭を描いておくこと。シャツ¥29,700（ニアー ニッポン／ニアー）、リングはスタイリスト私物

「引き続きトレンドなのが濃密ブラウン。NARSのこちらは先端が傾斜していて塗りやすい。上唇の山のダブル三角を強調するように、まずブラシの角で輪郭を描いておくと、メイクを濃くせずともキリリとシャープな印象に」（佐川さん）

眠れる色気を引き出してくれるじゅわっと赤のグラデーション 【JILLSTUART リップブロッサムグロウ 21】

ピンク＆ゴールドの大粒パールが潜んだバーガンディ。ツヤが長く持続する処方。¥3,520（ジルスチュアート ビューティ）

目元はラインレスにし薄茶シャドウでヌケ感を。ブラウス¥49,500（グリードインターナショナル／グリードインターナショナルトウキョウストア）、リング¥37,400（リューク）

「赤系リップも復活しトレンドに。ただしオトナの女性世代にはカラーを強調し過ぎない使い方がオススメ。直塗りしたら軽くティッシュオフし唇の中央にだけさらに重ね塗りすると、ヌケ感も色気もあるグラデリップに仕上がります」

photograph:KEITA GOTO[W](model),KAZUTERU TAKAHASHI(still) styling:CHIAKI FURUTA hair & make-up:RIKA SAGAWA model:ERIKA MORI text:CHIHIRO HORIE

otona MUSE 2024年9月号より