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パリ 3月のマルシェ『Pâquesのミモザサラダ』

  • 2016.3.31
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パリは、まだまだ寒い日が続いていますが、今日から夏時間。時計の針を1時間進めて、やっと春が来る! と思うとうれしくなります。

今日は、パリの南Marché Lecourbeマルシェ・ルクーブへ。小さなマルシェながら、肉、魚、チーズ、もちろん野菜やフルーツと、なんでも揃う。
すでにPâques(パック=復活祭)のヴァカンスが始まっているので、いつもより静かです。

甘い春にんじん、新玉ねぎ......これから続々と春野菜が出て来ます。

左手前のCarotte Parisienneキャロット・パリジェンヌという丸いコロンとしたにんじんやトピナンブール(菊芋)、パネなどのLégumes oubliés(レギュウム・ウブリエ=忘れられた野菜)も、すっかりパリの食卓に定着してきました。

初物のアスパラガスは南から到着。

通年あるendiveアンディーヴ、実は10月から4月までが旬。この時期美味しいのは、ベルギー名物、ハムで包んでベシャメルソースをかけて焼くグラタン。奥は、スペインから来た空豆。

そろそろ春の草を食んだ牛やヤギの乳で造られたチーズが出てくるころ。

やっぱり春の花! 勢いの良いチューリップを見ると元気になってきます。

Melon de Dinde メロン・ド・ダンドは、七面鳥の肉と内蔵をベーコンや豚の背脂で包んだもので、他には子羊や若鶏も。寒いシーズンならではのオーブン料理です。この日はパックのごちそうGigot d'agneau羊のもも肉を注文する人たちの列ができていました。

今日は、復活祭にちなんだサラダをご紹介します。珍しいミニアボカドを入れています。

■『Pâques のミモザ・サラダ』Salade de Pâques au mimosa


Photo : Patricia Pawlowski

材料(4人分)
固ゆで卵 6個
季節の野菜:茹でたアスパラガス、ブロッコリー、芽キャベツなど 適量
<ヴィネグレット>
オリーブ油 大さじ5
練りごま 大さじ1
レモン汁か酢 大さじ2
しょうゆ 大さじ1

1.ヴィネグレットの材料を混ぜ合わせる。
2.固ゆで卵を白身と黄身に分けて、それぞれ裏ごし(金属の網のついたザルなどにスプーンで押し付けてもよし)。
3.ゆでた野菜を皿に盛り、卵をそれぞれ載せて、ヴィネグレットをかけていただく。

2.

3.

優しい緑色の野菜に黄色と白の卵を散らすだけでお皿がぐんと春らしくなります。
これからの春野菜に是非試してください。

厳しい寒さの中を健気に咲いている木蓮を見て、思わず「がんばってるね!」と声を掛けたくなります。

■Marché Lecourbe マルシェ・ルクーブ
Rue Lecourbe 75015 Paris
メトロ)8番線 Balard駅
営)水、土 7〜14時30分

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