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ラスト3分で “裏の顔”が発覚…黒幕の正体にSNSで盛り上がる考察合戦 大人気ドラマ続編『インフォーマ』

  • 2024.12.12
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(C)AbemaTV,Inc.

12月5日に配信された『インフォーマ -闇を生きる獣たち-』5話、ラスト3分の高野(二宮和也)の裏切りに、SNS上では衝撃が渦巻いている。高野の行動の意図が読みきれず、早くも考察合戦が盛り上がっており、前シリーズ同様かそれ以上の熱狂だ。

黒幕臭たっぷりの高野、なぜ丸山を銃殺?

警察官僚 参事官である高野は、登場シーンこそ限られているものの、序盤から怪しい動きを見せていた。闇バイト殺人事件にまつわる捜査の過程で、被害者である中本(渡辺いっけい)が元警察官かつ公安に所属していた情報が浮上するも、データそのものが消されている。

丸山(高橋和也)に対し、まだ上層部には相談せず、秘密裏に捜査を進めるよう促す発言があったことから、高野はこの事件に深く関わっており、かつ、本事件にまつわる情報が流出すると、不利益を被る事情を抱えていることがわかる。

高野こそが公安の人間、または中本のように元公安の人間であり、闇バイト組織を裏で牛耳る黒幕であったとしてもおかしくはない。邪魔になった中本のデータを消し、立場を利用して中本の存在までも抹消した結果、丸山に勘づかれた。ともに捜査を進める、といった体でいれば、外部に情報が漏れることもなく、かつもっとも早く進捗を追える。高野にとって好都合でしかない。

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(C)AbemaTV,Inc.

5話の終盤、闇バイト組織が持つ機密ファイルの存在にまで至った高野と丸山。捜査情報が丸山で止まっているのをいいことに、高野はわざわざ「他に機密ファイルの存在を知っているものは?」と丸山に確認したうえで、彼を射殺している。

その直後、高野と木原(桐谷健太)が繋がっていることが判明。単純に考えれば、高野からの依頼で木原は偽インフォーマを追っていたことになる。このまま木原から高野へ機密ファイルが手渡されれば、高野は自身の手を汚すことなく、彼の思うもっとも理想的な形で機密ファイルを手にすることができるはずだ。

偽インフォーマとの直接対決

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(C)AbemaTV,Inc.

目まぐるしく展開してきた『インフォーマ -闇を生きる獣たち-』も、もう5話。機密ファイルの入ったマイクロチップを奪われた偽インフォーマ・鬼塚(池内博之)たちが、このまま引き下がるはずもない。トビオ(山田孝之)の操縦するヘリのおかげで、すんでのところを逃亡できた三島(佐野玲於)たちだが、まだ完全に安全領域に入れたわけではないだろう。

三島や木原たち、偽インフォーマ、そして高野。三陣営の思惑が、それぞれの軌道を描きながら一点に収束していくのが予想できる。誰が裏をかき、誰が騙され、痛い目を見るのか。

前シリーズは、最終的には森田剛演じる冴木亮平と、木原の一騎討ちとなった。彼らは出生にまつわる一つの記憶を共有しており、血よりも濃い因縁がどうしようもなく二人を引き合わせ、対立させる所以となっているように見えた。

今回は、ロケ地や撮影手法のスケールアップはもちろんのこと、正義も悪もごった混ぜになったようなストーリー構造に、視聴者は必死で食らいついていくしかない。できることならば、三島や木原たちにとっての“ハッピーエンド”に繋がることを信じて。

ABEMA『インフォーマ -闇を生きる獣たち-』
[放送日時]毎週木曜日 夜11時より放送中(全8話)
[出演者]桐谷健太、佐野玲於、莉子、池内博之、二宮和也 ほか
[番組トップページ]https://abema.tv/video/title/90-2007
[第1話 無料見逃し配信ページ]https://abema.tv/video/episode/90-2007_s1_p1



ライター:北村有(Kitamura Yuu)
主にドラマや映画のレビュー、役者や監督インタビュー、書評コラムなどを担当するライター。可処分時間はドラマや映画鑑賞、読書に割いている。Twitter:@yuu_uu_