1. トップ
  2. グルメ
  3. 大自然に囲まれた城下町・福岡県うきは。旅の途中に立ち寄りたい話題の本屋「ミノウ ブックス&カフェ」

大自然に囲まれた城下町・福岡県うきは。旅の途中に立ち寄りたい話題の本屋「ミノウ ブックス&カフェ」

  • 2016.3.29
  • 1730 views

福岡市内から車で約1時間。昔ながらの白壁土蔵造りの街並みが見られるうきは市吉井町に、昨年オープンした「MINOU BOOKS&CAFE(ミノウ ブックス&カフェ)」。 シンプルかつ洗練された店内で、店主がセレクトする生活に寄り添う本と、こだわりのコーヒーやスイーツが楽しめます。うきはの町に溶け込むアンテナショップのようなブック&カフェを訪ねてみました。

町並みに溶け込むシンプルな店内

JR筑後吉井駅から国道210号に出て東へ、中町交差点から左に入って歩くとすぐ左手に見えてくるガラス張りの建物が「MINOU BOOKS&CAFE」です。

古い建物を使用した骨董屋や雑貨店など小さなショップが点在する細い路地に、昨年オープンしたこちらのお店は、シンプルかつ現代的な雰囲気が感じられます。

ガラス張りのお店は、外から書籍が並ぶブックコーナーとお店の方が立つカウンター、のんびりコーヒーを飲めるカフェスペースの和んだ様子が伺えて、入りやすい雰囲気。

暮らしに寄り添う本の数々

地元の人がすぐに暮らしに役立つようにという思いから衣食住に関する本をメインに、音楽や旅、趣味など、さまざまな本が並んでいます。「本屋が好き」というオーナーの石井さん。休みの日には、県内外の面白そうな本屋めぐりをすることも。そこにしかない本や、自分が面白いと感じた本を見つけては自分のお店づくりに生かしているそうです。

オーナーの石井さんに“旅に出るときに持っていきたい本”を聞きました

『ボクの音楽武者修行』

著者で指揮者の小澤征爾さんが24歳で単身ヨーロッパを旅した話が書かれたています。破天荒な実話の数々に、自分も無茶な旅をしてみたいという衝動に駆られたそうです。旅といういつもと違う経験のなかで、新たな自分の一面を発見したくなるんだとか。

『忘れられた日本人』

日本のいわゆる田舎に住んでいる一般の人々の暮らしをありのままに綴った本。ふらっと行っただけでは分からない、その土地の風土を知れるので、旅に出た時の視点を変えてくれるんだそうです。

『あなたを選んでくれるもの』

著者がフリーペーパーに広告を出している個性的な人々にインタビューしてまわったという実話です。何ともユニークな話ですが、旅に出た時に自分の世界ではなく、旅先で出会った人々との交流をもっとオープンに楽しもうという気持ちが高まるそうです。

旅先でもついつい本を買ってしまうという石井さん。その時々の出会いを大切にされている気持ちが伝わってきます。

手づくりマフィンとこだわりのコーヒーを

石井さんのセレクトする本の世界を楽しんだら、カフェスペースでゆっくりくつろぎましょう。広々したカフェスペースは地元の人も集い、賑わっているけどどこかゆったりとした空気が漂っています。

メニューはかしこまらず気軽に立ち寄ってもらいたいとの思いから、手軽に味わえる軽食とコーヒーが中心。定期的に旬のものを取り寄せている珈琲豆は3種。オリジナルの「MINOUブレンド」は、コーヒー本来の甘さと香りのバランスがよく、チョコバナナやキャラメルナッツなど4種ほどそろう手づくりマフィンとよく合います。

地元メイドの商品やセレクト雑貨も販売しています

店内では、地元作家が作る木工作品や地元の果物を使ったドライフルーツなども購入できます。町の人がふらっと立ち寄ってもらうきっかけになるよう、アンテナをはっている石井さんが選ぶ商品は、ユニークでハイセンスなものばかり。

本好きのオーナーこだわりの本やコーヒーを楽しめる「MINOU BOOKS&CAFE」。新しい本を探しに、うきは散策の途中に、立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

の記事をもっとみる