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「靴下、そのまま洗わないで」 企業の注意喚起に「初耳すぎる」「皮膚科でも言われた」<靴下屋さんが教える豆知識2選>

  • 2024.11.23
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出典:photoAC(画像はイメージです)

私たちが日々取り入れているファッションアイテムのひとつである靴下やストッキング。帰宅したらそのまま洗濯機にポイ!と投げ入れてしまう人も多いのではないでしょうか?

そこで、今回はX(旧Twitter)に投稿され大きな話題を呼んだ、<靴下屋さんが教える豆知識2選>を紹介します!

1、「靴下、そのまま洗わないで」企業のおどろきの注意喚起

2024年4月、靴下を専門に取り扱っているTabio 靴下屋(@Tabio_JP)さんが、「靴下の最適な洗い方」についてX(旧Twitter)に投稿したところ、3.7万いいねが集まり(2024/11/22時点)、「今日から実践する」「初耳!」「こっちが正解だったとは」と話題なりました。

靴下の最適な洗い方とは、いったいどのようにするのでしょうか?

Tabio 靴下屋さんが、靴下の最適な洗い方を教えてくれました!

Tabio 靴下屋@Tabio_JP 2024年4月30日

裏返しが一番です。
理由は、「落ちにくい皮脂が裏側に多くつく」ためと、裏側は基本的に伸縮性を出す「裏糸」と呼ばれる化学繊維を多く使用した面であるため、洗濯のダメージが比較的受けづらいからです。
1号

なんと「裏返して洗う」が最適なのだそうです!

裏側の皮脂をしっかり洗うことで、表についている汚れも落ちやすくなるようです。皮脂は接着剤のような存在で、汚れをくっつけてしまうのだとか。皮脂を落とさない限り、どれだけ表面を洗っても、すぐに汚れやすくなってしまうのですね。

ちなみに、靴下に限らず肌に直接触れる肌着はすべて裏返して洗ったほうが良いとのこと。レースなどが付いた肌着は、裏返してネットに入れると傷みにくくなるようですよ。

さらに、靴下の詳しい洗濯方法について、タビオ株式会社さんの公式Xのご担当者「1号」さんに詳しくお話をお伺いしました。

まず推奨されている干し方は「ゴム口が上になるように干す方法です。理由としては、ゴム口に使っているのは弊社の場合『天然ゴム』なので、水分に弱くできるだけ早く乾かした方が劣化が抑えられるためです。また、天然ゴムの代わりに使われることの多いポリウレタンも、水分によって劣化します」とのこと。

また「洗い方はもちろんなのですが、干し方です。それは『陰干し』です。カラッと洗濯物を乾かす天日干しが好きな方も多いと思いますが、天日干しは繊維中の水分を必要以上に乾燥させてしまう場合があるため、靴下のように足にフィットさせるアイテムには向いていません。そのため、陰干しや室内干しがおすすめです」とのことでした。

陰干しのメリットとして「陰干しには紫外線による繊維の劣化を防ぐ効果もあります。靴下以外にもタオルなども陰干しが推奨のアイテムです」が挙げられ、「商品の『お取り扱い表示』には必ずその旨が表記されていますので、ぜひ一度お手持ちのアイテムのお取り扱い表示に注目していただけましたら幸いでございます」とのことでした。見落としてしまいがちですが、表示の確認が大事ですね。

しっかり汚れを落として気持ちよく履くために、靴下は裏返して洗うようにしていきましょう!

2、靴下屋さんも知らなかった「ストッキング」のパッケージの秘密

2024年8月、Tabio 靴下屋(@Tabio_JP)さんが、「ストッキングの色見本の見方」についてX(旧Twitter)に投稿したところ、「知らなかった」「なるほど」と注目を集めました。

選ぶときの目安になる見方とは何でしょうか?

※下記の日付のリンクからX(旧Twitter)に移行します

Tabio 靴下屋(@Tabio_JP)2024年8月22日

恥ずかしながらしなかったのですが、ストッキングのここの色、
薄い方が履いた時の色で
濃い方がタンスの中にしまってる時の色

って事だそうで。
グンゼさんに教えてもらった。
(なんで濃いの出してるか疑問だった)
1号
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出典:Tabio 靴下屋(@Tabio_JP)さん

2つのパターンで色が分かるようにパッケージされていたのには、「薄いほうがはいた時の色で、濃いほうがタンスの中にしまってる時の色」という理由があったのですね!

Tabio 靴下屋さんは、「薄い方がはいたときの色で、濃い方が履かないときの色」というのは把握していたといいますが、なぜ濃い色を出しているのかを疑問に思っていたそうです。同じくストッキングを販売しているグンゼさんから聞いて、驚いたとのこと。

たしかに、タンスにしまっているときは折りたたんでいるので、色が濃く見えますよね。しまっている状態の色も分かっていれば、選ぶときにすぐに見つけやすくなるでしょう。

はくときのことだけでなく、選ぶときのことまで考えているなんて、驚きと同時に有難いですね!

これからストッキングを購入するとき、選ぶときに役立ちそうですね!

豆知識を知っていれば、もっと快適に

今回は、「靴下の洗い方」ストッキングの色見本の見方」、といった<靴下屋さんが教える豆知識2選>を紹介しました。

普段何気なく選んだり洗濯している靴下やストッキング。しかし、豆知識を知っていれば、適切な選び方ができますし、靴下の生地が劣化しにくくなったりして、普段の生活がもっと快適になりそうです。

Tabio 靴下屋(@Tabio_JP)さんの公式アカウントでは、他にも知って得する豆知識がたくさんあるので、ぜひご覧ください。



取材協力:Tabio 靴下屋(@Tabio_JP)さん

※記事内の情報は記事公開時点の情報です