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運動しても痩せない人はこれ試して!【痩せる呼吸法】「ぽっこりお腹」も「猫背」も一気に改善

  • 2024.9.29

日頃、何気なく行っている呼吸。ボディアナリストの立花みどりさんによると、実は多くの人が正しくできていないそうです。また、「正しい呼吸法」を身に付ければ、ぽっこりお腹や猫背がすっきりし、体の不調も改善すると話します。その理由を解説します。

立花みどり(たちばな・みどり)さんのプロフィール

立花みどりさんのプロフィール

独自の「立花メソッド」を基にした即効性のある体づくりの指導が人気を集め、多くの有名人も信頼を寄せている。著書に『骨盤呼吸ダイエット』(河出書房新社刊)などがある。

呼吸に関わる筋肉が衰えると姿勢がゆがむ

呼吸というと、肺で行うイメージがありますが、肺はろっ骨の間にあるろっ間筋、頸部や腹部の筋肉、肺の下にある横隔膜などの筋肉によって動き、息を吸う動作と吐く動作が行われています。
 
「呼吸に関わる筋肉は、加齢や長年の生活習慣によって柔軟性が失われ、衰えていきます。すると空気を出し入れする力が弱くなるため、浅くて速い呼吸になります。さらに体幹や背骨を支える力も弱まり、姿勢のゆがみや内臓下垂を引き起こすことで、猫背やぽっこりお腹を招いているのです」と、立花さんは指摘します。
 
その解消法として教えてくれたのが、筋肉の動きに意識を向けて行う呼吸法。

鼻から息を吸ってお腹を膨らませ、口から息を吐いてお腹をへこませる腹式呼吸をベースに、横隔膜、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋群からなる“腹腔”が、風船のように膨らんだり縮んだりするイメージで行います。

腹腔を支える4つの筋肉

“腹腔”は、横隔膜、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋群からなる楕円状の空間。腹腔圧の調整と骨盤の安定を担っているところです。
 
「呼吸とともに腹腔を伸縮させると、骨盤の底で膀胱を支える骨盤底筋も自然に強くなり、尿漏れの予防や改善につながります。また、腹腔内の圧力を呼吸によって高く維持することで骨盤の位置が安定するため、体幹が整い、体をラクに動かせるようになります」(立花さん)

息を吸うとき&吐くときは筋肉の動きを意識

息を吸うときの筋肉の動き

立花さんによると、筋肉の動きに意識を向けて呼吸することが大切。吸うときは、鼻から息を吸い、ろっ骨や背中も広げるイメージでお腹を膨らませます。横隔膜は下がり、骨盤底筋群も連動します。

息を吐くときの筋肉の動き

吐くときは、ろっ骨や脇腹を締めるイメージで、鼻や口から息を吐きます。横隔膜や骨盤底筋群は上に動きます。

次回は、この「正しい呼吸法」の身に付け方を紹介します。

取材・文=大門恵子(ハルメク編集部) 撮影=鈴木 宏 ヘアメイク=木村三喜 イラストレーション=中村知史

※この記事は雑誌「ハルメク」2021年6月号を再編集、掲載しています。

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