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【二宮金次郎の像とねこ】ねこたちにとって偉大な人物の像。彼は一体何をした人なの?

  • 2024.9.27
彼の功績とは (C)ぱんだにあ/KADOKAWA
彼の功績とは (C)ぱんだにあ/KADOKAWA

作品の元となったお話の解説も!

神話や名作についても改めておさらいしながら楽しむ、ねこが加わった新たな展開の物語。

言わずと知れた数々の有名な物語にねこを融合させるのは、「ねことわざ」でおなじみのぱんだにあさん。童話や昔話にねこが加わるだけでひと味違った展開となり、悲劇の結末を迎えるお話ですらゆるくてキュートなお話に変貌します。登場人物たちがねこに絆される姿に、「まぁねこだから仕方がない」と思わず納得してしまうこと間違いなし!?

誰もが知っている古今東西の昔話やおとぎ話。そこにねこが登場したら…? というもしものエピソードを、ぜひお楽しみください。

※本記事はぱんだにあ著の書籍『にゃんと!ねこむかしばなし』から一部抜粋・編集しました。

◆二宮金次郎の像とねこ

とっても立派な人 (C)ぱんだにあ/KADOKAWA
とっても立派な人 (C)ぱんだにあ/KADOKAWA

■◆元となったむかしばなし

二宮金次郎

二宮金次郎は数多くの村を復興させた経世家です。元は裕福な家でしたが、災害で幼いころに両親を亡くしてしまったため、貧しい生活を強いられました。

しかし、二宮金次郎は薪を背負いつつ読書をするなど、百姓仕事をしながら空いた時間は勉学に励みました。そしてその努力が実を結び、実家を復興させることに成功します。

その噂を聞いた多くの人が助けを求め、二宮金次郎は経世家としての手腕を世の中に発揮し始めたのです。農民という身分から武士に取り立てられるなど、努力を惜しまず行動し続けた結果、大きな成功を掴んだその姿勢が評価され、今では全国の小学校にその銅像が立てられています。

◆貧乏神と福の神なねこ

ほどほどが一番 (C)ぱんだにあ/KADOKAWA
ほどほどが一番 (C)ぱんだにあ/KADOKAWA

■◆元となったむかしばなし

貧乏神と福の神

昔、あるところに貧乏神が家に住んでいるがために、貧しい暮らしをしている夫婦がいました。ですが、夫婦はまじめに働き、幸せに暮らしていたため、貧乏神は居心地の悪さを感じ、ついには泣き出してしまいます。

そんな貧乏神に対しても夫婦はとても優しく、いつまでもいて良いと告げます。貧乏神は感動しますが、そこに福の神が現れます。交代の時期がやってきたのです。貧乏神は福の神に無理やり交代されそうになりますが、夫婦がそれを拒みます。何故か悪者扱いされ、困惑した福の神は貧乏神を置いてそのまま逃げていきました。それから、夫婦は裕福にはなりませんでしたが、幸せに暮らしたのでした。

著=ぱんだにあ/『にゃんと!ねこむかしばなし』

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