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尾形貴弘「婆ちゃんち!」懐かしさを覚える伝統の身延山久遠寺で地ビールならぬ"寺”ビールを堪能<パンサー尾形のどんぶり旅>

  • 2024.9.27

パンサー・尾形貴弘がニッポンの名物・どんぶりを紹介する番組「パンサー尾形のどんぶり旅~ニッポンのうまい!にサンキュー~」(毎週土曜朝10:30-11:00[BSJapanext<263ch>]、毎週土曜朝7:00-7:29[BSフジ])の第10回が、9月21日に放送された。パンサー・尾形貴弘が、ニッポンの名物どんぶりを求めて全国各地を巡る。今回も前回に引き続き、山梨県・身延町で旅するようすを追っていく。

【写真】身延山の足湯でとろけるパンサー尾形

砂金探しのミッションでスタッフを驚かせる尾形

旅の舞台は前回に続いて山梨県南巨摩郡身延町。町中を歩きながら、「かくし最中本舗 ニュー梅月」を訪れた尾形は、温泉街について話を聞く。武田信玄公の隠し湯などもあるとされる下部温泉郷…その入口にあった「ニュー梅月」には、隠し湯にちなんだ“隠し最中”があるという。

最中を1ついただいて「おいしい!!」と喜んでいたた尾形だったが、なかに隠されている味に気付いたかと聞かれると困り顔に。実は最中には山梨にちなんだ果物…干しぶどうが隠されていたそうだ。「気付いてましたよ!!」と照れ隠しをする尾形に、店員さんも調子を合わせて微笑んでくれるのだった。

サンキューを伝えながら、「ニュー梅月」をあとにした尾形。次は「湯之奥金山博物館」へ向かうべく川に架かっている橋を通ると、「しもべ黄金の足湯」という看板が見えてきた。五十肩、冷え性、疲労回復、健康増進などの効能があるということで、尾形も浸からせていただくことに。

偶然その場に居合わせた家族とお話をすると、“金”を採りにきたのだという。なんとも夢のある話に、尾形もテンションが上がって自分も採りに行くことに。「湯之奥金山博物館」に到着すると、学芸員の小松美鈴さんが応対してくれる。

金を持ち帰るのではなく、金山の石から金を採り出す作業を体験できるほか、砂金採りを体験できると説明される尾形。砂金を上手に集めるとアクセサリーにすることもできるということで、いざ砂金採り体験に挑戦する。するとここで「砂金3粒以上をゲットせよ」というミッションが発令された。

小松さんのアドバイスをしっかり聞いて奮闘した尾形だったが、最終的に見つかったのは2粒。ミッションは失敗だ。しかし小松さんによれば「3回探っただけで2粒採ることができたのは非常に優秀」らしい。通常は30分かけて砂金を探っていくため、じっくり取り組めばかなりの成績が期待できるというのだ。“金”の気配を惜しみつつ博物館にサンキューを残し、尾形は本題であるどんぶりを発掘するべくさらなる旅へ。

懐かしさを感じる伝統ある宿坊に大はしゃぎ

ふたたび身延山久遠寺方面へやってきた尾形。墓石が並ぶ道を歩いていると、太鼓の音が響いてくることに気付く。「行学院 覚林坊」の樋口純子さんにお話を聞くと、観光客に10月12日(土)におこなわれるお祭りの“体験”をしていただいているところなのだという。

元々僧侶のみが宿泊する施設だったが、現在は参拝者も宿泊できる宿坊に変わった「行学院 覚林坊」。内装を見た尾形は、「婆ちゃんち!」と風情ある建物にテンションを上げながら客室にお邪魔する。

壊れたお茶碗などを漆で修復し、金などで装飾する“金継ぎ”といった伝統ある話を聞きつつ自慢の「寺(じ)ビール」をいただくことになった尾形。「ホワイト寺ビール」などを飲んだ尾形は「うまいよぉ!!」と爽やかな酸味と透き通る味わいに舌鼓を打つ。宿坊にサンキューしつつ、さらなるどんぶり旅へ。

街を歩いていた尾形がようやく出会えたどんぶりのお店は、「園林」というインド風手作りカレーのお店だ。インドのスパイスにこだわった手作りカレーはどんぶりに盛ったご飯の上にカレーをかけ、たまごとチーズ、パン粉を載せて焼き上げる「3939(サクサク)のカレー」が名物だという。

いつものミッション「39秒ノーカット食レポを成功させろ!」では「3939カレー」の熱さに悲鳴をあげながらなんとか言葉を絞り出すが、判定は失敗。「いつ成功すんのこれ!?」と肩を落としていたが、店員さんからは「熱い!しか伝わらなかった…」と厳しいコメントをいただくのだった。まだまだ食レポ名人への道は遠そうだ。

次回の「パンサー尾形のどんぶり旅」は「夏旅の名場面SP」と題し、「どんぶりインタビュー&どんぶりなぞかけ」「ラフティングで記念撮影ドッキリを決行」といったトピックを放送。BSJapanextでは9月28日(土)に、BSフジでは同日の土曜朝7時から放送されるほか、TVerにて見逃し配信がおこなわれている。

食レポの難しさに苦しみつつ、"持ってる”尾形

今回の放送では、農作業のお手伝いや大豆の皿移しミッションのほか、身延山久遠寺のお参りなどを体験したどんぶり旅。都会の喧騒を離れ、自然に包まれた環境でどんぶりを探す尾形の姿が見られた。

食レポこそなかなか成功判定をもらえない尾形だが、やはり“持ってる”人間らしいとわかるのが砂金拾いの一幕。2粒というと素人目には「たった2粒」と思えるものの、施設スタッフからは「たった3回で2粒も!」と驚きの声が漏れていた。ミッションはギリギリ失敗で笑いの要素を残しつつ、砂金をしっかり見せられる…という塩梅もまたさすがだ。

ゼロではなく、大勝利でもない。もちろん狙ったことではないからこそ、尾形の“持ってる”感を強く感じられた。人との出会いしかり、どんぶりとの出会いしかり、道行きの不安定な同番組ではやはり尾形の運に頼るところは大きい。今後もさまざまなシーンで“持ってる”ところを見せて欲しいものだ。

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