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新ムファサ・尾上右近が前ムファサ・大和田伸也からの“ムファ振り”に見事応える

  • 2024.9.26
日本語吹き替え版のムファサ役を務める尾上右近 撮影:原田健
日本語吹き替え版のムファサ役を務める尾上右近 撮影:原田健

【写真】ムファサ役への思いを語る尾上右近

尾上右近が、9月26日に都内で開催された映画「ライオン・キング」30周年舞台あいさつに、大和田伸也と共に登壇。同イベントでは、アニメーションと2019年超実写版「ライオン・キング」で日本語吹き替え版のムファサ王を演じた大和田が作品の魅力などを語るほか、映画「ライオン・キング:ムファサ」(12月20日[金]公開)の日本語吹き替え版で右近が若かりし頃のムファサ役を演じることが発表された。

映画「ライオン・キング:ムファサ」

映画「ライオン・キング:ムファサ」は、「ライオン・キング」の主人公・シンバの父・ムファサと、かつては“タカ”と呼ばれた“ヴィラン”の弟・スカーという“宿敵”として知られる彼らの、知られざる真実を描いた“始まりの物語”。

ある悲劇によって孤児となり、ひとりぼっちでさまよっていた幼き日のムファサに救いの手を差し伸べたのは、同じ年頃のライオン・タカ(後のスカー)だった。血のつながりを越えた兄弟の絆で結ばれた彼らは、やがて冷酷な敵ライオン・キロスから群れを守るため、新天地を目指してアフリカ大陸横断の冒険の旅に出る。

尾上右近「ディズニーの声優というのは夢でした」

今作が初声優となる右近は「声の仕事というものをやらせていただきたいという思いがある中で、ディズニーの声優というのは夢でした。また、『ライオン・キング』が30周年、私が32歳で、『ライオン・キング』と共に育った世代でありますから、今回最新作であるムファサの声を演じさせていただくというのは非常に光栄に思いましたし、伝統の中で生きる人たちの中で人生を歩ませていただいている自分がやらせていただくことに大きな意味があるなというふうに感じました」と述懐。

一方、大田和は「ムファサへの思いは強いので、若いムファサを演じていただくに当たって、『凛とした、男らしい、優しさを兼ね備えた方がいいな』と思っておりましたが、右近さんだと聞いて大喜びです」と明かし、「(作品では)逆境とかいろいろあると思うのですが、どんな時でも凛とした品格とか優しさといった“熱いもの”を常に持って演じていただきたいなと思います」とエールを贈った。

右近は恐縮しながらも、「ありがとうございます。(大和田の)ご期待に沿えるよう、裏切ることがないよう、そしてディズニーファンの皆さんのご期待を裏切ることがないように懸命に努めたいと思います」と語った。

尾上右近がアカペラで熱唱

そんな中、大和田が右近に「今回は(劇中で)歌うとかあるんですか?」と尋ねると、右近は「あるとうかがっております」と返答。すると、大和田は「いいねぇ。じゃあ、せっかくだから皆さんの前でちょっと披露してくれたらどう?」と突然の無茶振りを。

右近は「そんな無茶振りありますか? “ムファ振り”ですよ、これは(笑)」と困惑しながらも、観客の拍手に背中を押され、アカペラで「サークル・オブ・ライフ」を熱唱。“ムファ振り”に見事に応えて、会場を盛り上げた。

◆取材・文=原田健

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