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イボ痔が悪化する? 妊婦に起こりやすい「脱肛」の症状と治療法

  • 2016.3.16
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こんにちは。保育士ライターのyossyです。

妊娠中や産後に内痔核(いわゆる“イボ痔”)に悩む人は多いものです。症状が症状なだけに、なかなか周囲の人には相談しづらいものですよね。

でも、放っておいて内痔核がひどくなると“脱肛”に発展することも……。

基本的に、内痔核・脱肛は大きな心配がいらないケースが多いですが、注意点を知っておけば、早期に治したり悪化を食い止められたりすることもあります。

ここでは脱肛の症状や原因、対処法を見ていきましょう。

●脱肛は、内痔核(イボ痔)が悪化してなるケースが多い

そもそも、脱肛(肛門粘膜脱)というのは、肛門や直腸の粘膜が外に出てきてしまう症状のことを言います。

高齢が原因でなるケースもありますが、多くの場合は“内痔核”が原因です。

内痔核とは、いわゆるイボ痔のこと。肛門にふくらみ(イボのようなもの)ができて、出血や脱出などの症状 があらわれる病気です。

一般的には出血して気付く人が多く、その時点で痛みはないことが多いといいます。

そして、内痔核の症状が悪化して痔核が大きくなったり、周囲の組織が弱まったりすると“脱肛”になってしまうというわけです。

●言わないだけで、多くの人が脱肛を経験している

内痔核・脱肛は、肛門に負担をかけすぎることが原因で起こります。妊娠中は胎児による圧迫を受けますし、分娩時にはいきみますよね。

そのため、妊産婦はどうしても肛門に負担がかかりがち なのです。

友人同士ではあまり話題にしないでしょうが、実は脱肛を経験している人は多いものです。

「プレママタウン」の調査によれば、分娩時に脱肛を経験したことがあるという人は8.6%。

「意外にいるんだな」と思われたのではないでしょうか。決してあなただけではありませんので、ご安心ください。

●まずは医師に相談し、規則正しい生活を

では、脱肛になってしまったらどうすればいいのでしょうか。まず、自分で「イボ痔だ」と思っても、実は他の病気である可能性もあります。

医師でなければ判断ができないので、出血があればきちんと受診しましょう。

基本的には、内痔核・脱肛は良性疾患なので、手術をしないケースが多い です。内痔核が悪化しないよう、以下の点に気を付けて生活するといいでしょう。

・患部を清潔にする

・お風呂に入る、服装に気を付けるなどして体を温め、血流を良くする

・栄養バランスに気を付けた食生活を送る

・適度に運動する

・便秘を解消する

特に、便秘に悩む妊婦さんは多いものです。便秘が内痔核の原因になっていることも。

妊娠中でも飲める便秘薬を処方してもらえることが多いので、悪化する前に早めに相談しておくことをオススメします。

痔や脱肛といった症状を相談するのは気が引けるかもしれませんが、根本的な問題を解決せずに放っておくと、どんどん症状が悪化することがあります。

多くの妊産婦が通る道 なので、不安に思ったらすぐに病院で相談するといいでしょう。

【参考リンク】

・脱肛 | プレママタウン(http://www.premama.jp/jiten/birth/birth21.html)

・痔核・脱肛について | 林医院(http://www.hayashi-clinic.com/dai/dai_01.asp)

●ライター/yossy(フリーライター)

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