アートのようなお花ケーキでティータイム。花と緑に囲まれた表参道のカフェ「風花」

南青山の閑静な住宅街の一角にある「flower&cafe 風花（フラワー＆カフェカザハナ）」は、庭園デザイナーの石原和幸さんが手がけた花と緑いっぱいのカフェ。ケーキを注文するとお皿に絵を描いて、“アートケーキ”にしてくれます。

路地の奥で目を引く緑に覆われた外観

「flower&cafe 風花」は表参道駅から歩いて4分ほど。青山通りに立て看板が出ていて、それを目印に路地へ入っていくとあらわれます。

石原さんは世界的なガーデニングショーで何度も受賞し、羽田空港やウェスティンホテル東京などの庭をデザイン。「flower&cafe 風花」では外壁に緑を植栽し、安らぎのある景観を作りだしています。 店内は、花と緑のほかに熱帯魚などが泳ぐ水槽をディスプレイ。“自然と水が調和する里山”をイメージした空間で、やさしく聞こえてくる水の音はここが都会のまんなかだということを忘れさせてくれます。

エディブルフラワーやアートが美しいひと皿

お客さんにもっと喜んでもらおうとはじめた美しい“アートケーキ”。「ミルクレープ」や「ショコラ」などのケーキ（各800円、ケーキセット各1100円〜）を注文すると、パティシェがその都度、お皿に木や花などの絵を手描きしてくれます。リクエストもできるので、描いてほしい絵があるときは気軽に伝えてみてくださいね。

ケーキとともに味わいたいのは、全8種のハーブティー（700円～）。フルーツや花の香りが広がる「リフレッシュブーケ」「フェアリーフラワー」など、それぞれリフレッシュやリラックス効果も期待できるとあって、どれを選ぶか迷ってしまいます。

また、エディブルフラワーが飾られた「風花カプチーノ」もおすすめ。空気をたっぷり含ませて泡立てたミルクがふわふわと軽く、ほのかな甘さがビターなコーヒーと混じり合って、深い味わいです。

彩りよく盛りつけられたランチも評判

ランチタイムには、野菜がごろごろ入った「ビーフシチュー」やチーズがとろける「デミハンバーグ」など7種のメニュー（サラダ、スープ、ドリンク付き1200円）が用意され、こちらもひと手間加えられていておいしいと評判です。

おすすめは「本日のカレー」。訪れた日にいただいた「薬膳ポークカレー」は、20種以上のスパイスを使って作られた風味豊かなカレーと十六穀米の相性がよく、見た目の彩りの楽しさでも食がとても進みました。 花や緑に囲まれながら、かわいく盛りつけられたスイーツやランチを味わうひととき。南青山にいながら日常を忘れて、ゆっくりと心を癒せそうですね。