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小学校の入学前に! 日常生活で子どもに教えたい「学びのチャンス」とは

  • 2016.3.14
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【ママからのご相談】

4月から小学生になる子どもがおります。今まで幼稚園での毎日は、遊びが中心。自由保育の良さで、のびのびと楽しく過ごしてきました。

小学校に入って、勉強する環境に慣れることができるのか心配しています。

●A. 日々の生活の中にある“学び”のチャンスを生かしましょう。

ご相談ありがとうございます。ママライターのあしださきです。

お子さんのご入学、おめでとうございます。

新しいお友達や先生との出会いに加えて、本格的に学習する環境になることへの戸惑い。お子さん本人はもちろん、ママたちにとっても当然大きなものでしょう。

平成27年7月、埼玉県が小学校1年生の保護者に行ったアンケート調査では、「入学前、わが子が小学校の学習についていけるか」「学習に興味や関心を持てるか」などの心配をしたという回答が多く見られました。

急に算数や国語をやりましょうと言うとハードルが高く、子どもが興味を持つかどうか心配になりますよね。

しかし、実は日常生活の中には“算数”や“国語”に通じるきっかけがたくさんあるということを、今回はご紹介していきたいなと思います。

●遊びの中にある学びのチャンスをみつけてみましょう

子どもが大好きな鬼ごっこは、“10までの数”を数えることが自然と身につく遊びです。

ぜひ一緒に鬼ごっこをして、「10まで数えたら今度は20まで数えてみよう」「10から1まで逆に数を数えて」というように遊びの中に数とのふれあいのチャンスを見つけ、楽しくトライしていくと良いのではないでしょうか。

ドッジボールをみんなでするときは、チーム分けをしますよね。

その際はお子さんに、同じ人数で2つのチームを作るにはどうしたらいいか、と質問を投げかけてみてください。割り算の基礎がそこに存在しています。

数に親しむ機会は遊びの中にたくさんある ので、それをママたちが見つけて、考えるきっかけを与えていくのは効果的だと思います。

そのような日々の遊びの中でお子さんが数に興味を持つようになったら、周りの大人たちはその興味・関心に敏感になり、答えてあげることでその理解が深まっていくのだと思います。

●スーパーでのお買い物は学びの宝庫

スーパーマーケットは、お子さんの知的好奇心を刺激するものにあふれた場所のひとつです。

たとえばお子さんが大好きなイチゴを買いに行くとき、イチゴは特定の季節でないとお店に並ばないということをママが話してあげるとどうなるでしょうか。

きっと、「どうして?」という質問が返ってきます。その「どうして?」に答えてあげて理由が分かれば、季節ごとに旬の食材があるということを知るきっかけになると思います。

魚や野菜にも季節ごとに旬のものがあること、産地もさまざまであることなど、いろいろ教えてあげるととても興味深く聞いてくれることでしょう。

興味があって聞いたことは、お子さんの記憶にしっかりと残り 、小学校に入った後の学習に役に立ちます。

もちろん、お菓子などを買うとき「値段はいくらかな?」などの質問をしてみると、大きな数を意識することができます。

お会計でおつりがもらえることも、引き算という考え方のヒントになりますから、ママがお会計をしている姿をよく見せてあげてください。

●ポイントは、お子さんが「楽しい」と感じられること

1年生はまず、環境の変化に慣れることが重要ですから、学習に関しては「楽しい」ものと感じられるようにママたちが工夫していくと良いのではないかなと思います。

そのために、日常生活の中でお子さんが興味を持っているな、好きそうだなというものを見つけます。

そこから学びのきっかけ ができ、小学校の学習へとつながるのです。

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いかがでしたか?

小学校への漠然とした不安感は、間もなく小学校に入学という年長児の保護者の皆さん共通の心配として存在しているものです。

今回ご紹介したのは、(1)学習とは身近なところにたくさんヒントが転がっているということ、(2)それを見逃さずに「楽しい」ことにつなげていくこと。

難しそうに感じますが、実は簡単かもしれません。“一緒に遊ぶ”のがひとつの近道であるような気がします。

かくいう私もなかなかできていないのですが、これから春を迎え暖かくなる季節なので、子どもと一緒に全力で遊びたいと思います。

遊びの中にこそ、“学び”があると思うから。

【参考文献】

・『子育てジャーナル』全埼玉私立幼稚園連合会・発行

●ライター/あしださき(元モデル)

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