イラストレーター、グレース・リーが描き出す水彩画のような日常 - ファッション誌などで活躍

 

イラストレーター、グレース・リーを知っているだろうか。彼女は、日本にある日常品や人物を水彩画のような独特のタッチで描く、オーストラリア出身のアーティスト。サッポロビールや伊勢丹、BEAMS、リッツカールトンなどとタッグを組んでポスターなどを制作した経歴も持つ。また、ELLEの表紙やNumeroの誌面も手がけた。そのグレース・リーが日本に来る経緯や自身のデザインについて話した。

■生い立ちや日本に来ることになった経緯などを教えてください。

出身はオーストラリアのシドニーです。オーストラリアの大学でデザインを勉強し、デザインの仕事をしていました。その時に2週間ほど日本に初めて滞在し、帰国後にこの国へ来ることを決めました。そして2009年にワーキングホリデーで来日。気づいたら6年の時が経っていました。

■普段からどのようなテーマで作品を制作しているのでしょうか。

日本人ではない私にとって、日本に来た時は日本人にとっては当たり前のモノも新鮮でした。私はそれをモチーフとした絵を描いているのです。日本にある日常品や人物などがメインですね。個展でもそのような作品をメインにイラストを描き、壁一面に貼ったり、天井から下げたりしました。

■創作活動の場所、環境についてお話しください。

主に家とみどり荘で創作活動をしています。みどり荘とはシェアワーキングスペースのこと。多くのクリエイターやアニメーターがそこで創作活動をしています。それゆえにお互いに刺激を受けながら作品を作ることができるのです。

グレースの言う通り、彼女の描くモチーフは、メトロに揺られる女性や駅清掃員、独特のファッションで歩く若者たち、表参道の景色、日本の食材などが多い。そのタッチは、どこかで見たことがある、と思うようなものばかり。気づかないところで、彼女のアートを目にする機会が多いのだろう。

なお、グレース・リーの直近では、サッポロビールが輸入するオーストラリアの人気ワイン「イエローテイル」とのプロジェクトも手掛けいているそう。外国人としての視点で新鮮な日本を映し出すグレース。日本の日常に寄り添うアートだからこそ、私たちの食べるものや飲むもの、着るものなどと相性がいいのかもしれない。

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