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目の前で出来上がる美しいデザートにうっとり。京都「長楽館」がリニューアル

  • 2016.3.9
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京都・八坂神社の東側にたたずむ洋館「長楽館」。この建物の中でティータイムを過ごせるカフェがリニューアルし「デザートカフェ長楽館」としてオープンしました。 約100年前に建てられた建物がそのまま残る特別な空間で、タイムスリップしたような気分を味わってみませんか?

円山公園のすぐ隣に佇む、レトロモダンな洋館

京都では桜の名所として知られている円山公園の隣、八坂神社の東側にたたずむ「長楽館」。明治時代に“煙草王”と呼ばれた実業家・村井吉兵衛が、国内外のゲストをもてなす迎賓館として造った建物です。

長楽館本館には今回リニューアルしたカフェのほか、ケーキや焼き菓子が並ぶブティックやフレンチレストランがあり、別館にはホテルやイタリアンレストランも展開しています。

一歩中へ入ると別世界が広がっています

かつては迎賓館として伊藤博文公、大隈重信公をはじめ多くの人々を迎えた、長楽館。

ヨーロッパ、アメリカ、中国など世界中の建築様式と日本の技術を融合させた美しい建物は「京都市有形文化財」にも指定されています。

エントランス入ってすぐの「迎賓の間」には天井にロココ調の装飾が施され、その豪華さにうっとり。

そんな空間でゆったりとお茶の時間を過ごすことができるのです。

目の前で仕上げられる、華やかなアシェットデセール

カフェではアフタヌーンティーセットなど、優雅な気分を味わえるメニューが用意されていますが、出来立てのデザートを楽しんでいただこうと、今回のリニューアルで新たなメニューが加わりました。

ドレッサージュと呼ばれる最後の仕上げをお客さんの目の前で行う、アシェットデセール(皿盛りのデザート)です。

お客様のすぐ横にサイドテーブルを広げ、サービススタッフがデザートを仕上げていきます。

作ってもらったのは「クレームブリュレグラッセ」。

数種類のソースで美しい模様を皿に描いていき、ホワイトチョコレートのパウダーを添えて完成です。

その間に冷たいクレームブリュレもちょうど食べごろになっていて、絶妙な口解けを楽しめます。

100年前の味わいが楽しめる、マディラワイン専門のバーも誕生

カフェのリニューアルと同時に、村井氏の書斎だった空間を利用したマディラワイン専門のバーもオープンしました。

マディラワインとはポルトガル・マディラ島で作られる酒精強化ワインのことで、長期熟成させたものがおいしいとされています。

ここには本場から取り寄せた100種類以上のマディラワインがずらりと並び、中には100年以上前のボトルも。

暖炉や書棚があり、ゆったりと寛げる大人の空間です。

葉巻型のお菓子などオリジナルのスイーツをおみやげに

かつてはサンルーム(温室)だったという空間は、ケーキや焼き菓子を販売するブティックになっていました。煙草王と呼ばれた村井氏にちなんで、葉巻型の焼き菓子やチョコレートも並んでいます。パッケージもレトロで上品なので、おみやげにおすすめです。

100年前の空間で楽しむ、特別なスイーツやワイン。京都散策の途中はもちろん、がんばった自分へのごほうびにもぴったりな、優雅な時間を過ごせますよ。

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