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富山で出合う、北アルプス山麓の“絶景三重奏”と日本海の美食。

  • 2016.3.5
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富山で出合う、北アルプス山麓の"絶景三重奏"と日本海の美食。

プライベートでよく山に出かけます。登ったり、走ったり、滑ったり。そんな山の旅において、下山後の締めの温泉も楽しみのひとつ。こちらの小川温泉は、このエリアにバックカントリーを滑りに行った際、地元のガイドに教えてもらいました。桜の名所、舟川べり桜並木までは車ですぐ。雪化粧した雄大な白馬連峰を背景に、舟川の両岸に咲く250本のソメイヨシノ、その手前に広がるチューリップ畑と、"絶景三重奏"を堪能できます。


美景を楽しんだあとはこちらの温泉へ。いまから400年前に開湯、江戸時代には「越中四名湯」と言われたほどの名湯を趣向が異なる風呂で楽しめます。とはいえ洞窟風呂は混浴だし、冬季(4月上旬くらいまで)は閉鎖されるので、この時期ならホテル内の内風呂がおすすめ。川のせせらぎと山々の緑に抱かれ湯につかれば旅の疲れはもちろん、日常の滞りもやさしく解きほぐしてくれます。


そうそう、富山県朝日町と言えば、富山県の最年少杜氏(林酒造)が醸す日本酒「林」「黒部峡」という日本酒があります。林酒造は小さな酒蔵ながら富山県最古の蔵で、約400年の歴史があります。春先であれば冬季限定のしぼりたて(「蔵しぼり」)も入手可能。日本酒好きなら見逃せません。いにしえから愛される温泉につかって、同時代に創業した酒蔵の日本酒を飲んで、海の幸を食べて......。日本海沿岸&北アルプス山麓のいいとこ取りを楽しめますよ!


【DATA】
富山・小川温泉「ホテルおがわ」
富山県下新川郡朝日町湯ノ瀬1
Tel. 0765-84-8111
www.ogawaonsen.co.jp


選者・倉石綾子/RYOKO KURAISHI
フリーライター、エディター。『フィガロジャポン』ほか、女性誌、カルチャー誌、ウェブメディアにて活躍中。旅とお酒、アウトドアの記事を中心に執筆。

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