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温めても治らない場合は? 女性のお悩みとして多い「冷え」に効果的なツボ押し

  • 2024.6.24
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温めれば治るのか、温めても治らないのかで原因が異なる (C)櫻井大典、中神洋和/KADOKAWA
温めれば治るのか、温めても治らないのかで原因が異なる (C)櫻井大典、中神洋和/KADOKAWA

なんとなく体がしんどい、大きな影響はないけど不調が続いている…忙しい毎日、こんなお悩みありませんか?

SNSで人気の漢方専門家・櫻井大典さんと鍼灸師・中神洋和さんが提案するのは、そんなお悩みを抱えたあなたを手助けするツボ押しと養生のやり方です。今回は、日常の「なんかダルい」に効果的な方法をご紹介します。

※本記事は櫻井大典、中神洋和著の書籍『自律神経もととのう 漢方ツボ押し大全』から一部抜粋・編集しました。

不足分をおぎなうか、不要なものを出すか 「補・瀉・平」のツボの押し方

ツボ押しのとき、覚えておいてほしいのが「補(ほ)」「瀉(しゃ)」「平(へい)」という3つの押し方です。本記事でも、各ツボのところにこの3つのどれかを併記しています。

東洋医学(中医学)における診断方法には「虚実」という考え方があります。ざっくりいうと、「虚」は心身に必要なものが足りていない状態で、「実」は心身に余分なものがたまっている状態をさします。

ツボ押しや鍼治療をおこなうとき、私(中神)は相談にいらしたかたの不調の原因が「虚なのか、実なのか」をみきわめ、それにあわせて押し方(さし方)を決めています。虚の場合は足りていないものを満たすために「補す」必要があり、実の場合は余分なものを流すために「瀉す」のです。

■<補>

足りないものがあり、それをおぎないたいときの押し方です。不足している分をおぎない、満たすためには、痛くする必要はありません。やさしく押すことで、足りないところをじっくりと満たしてください。トントンとやさしくたたいてもよいでしょう。

■<瀉>

余分なものがたまっているときの押し方です。詰まりを流し、取りのぞくイメージなので、強めにしっかりと押すのがポイントです。「痛気持ちいい」をめざしましょう。指の腹では押しにくいときは、爪やペン先などを利用してもOKです。

■<平>

補と瀉の中間が「平」です。これはそのツボが本来もっている機能を回復させたいときの押し方で、おぎなうでも流すでもなく、もとにもどすのが目的。中くらいの強さでしっかりと押しますが、痛いほど強くしないようにしましょう。

女性に多いお悩み 冷え

■温めれば治るのか、温めても治らないのかで原因が異なる

温めれば治るのか、温めても治らないのかで原因が異なる (C)櫻井大典、中神洋和/KADOKAWA
温めれば治るのか、温めても治らないのかで原因が異なる (C)櫻井大典、中神洋和/KADOKAWA

冷えに悩まされている場合、自分で温めれば治るのか、それとも温めても治らないのかで、原因と対策が変わってきます。

●温めれば治る場合

冷えの原因としては、疲れによって体内のエネルギーが不足しているか、目や頭を使いすぎて血液が消耗しているか、そもそもの生命力が落ちているかのどれかが多いです。また、末端が冷えているなら、過度なストレスも考えられます。

●温めても治らない場合

体内に余分な水がたまっていることが原因で、理由として多いのが水分や冷たいもの、甘いもののとりすぎです。また、女性は筋肉量が少ないので、そもそも冷えやすいです。65歳以上の場合、体を温める機能自体が低下していることもあります。

■Let's ツボ押し

【復溜】押し方:補

アキレス腱のすぐ横、内くるぶしから指3本分上にある、腎をおぎなうツボです。気持ちがいいくらいの強さで、じっくりと押してください。効いてくるまで時間がかかるツボです。効果が出てくるまで、気長に頑張りましょう。お灸を使うのも効果的です。

「復溜」アキレス腱のすぐ横、内くるぶしから指3本分上にある、腎をおぎなうツボ (C)櫻井大典、中神洋和/KADOKAWA
「復溜」アキレス腱のすぐ横、内くるぶしから指3本分上にある、腎をおぎなうツボ (C)櫻井大典、中神洋和/KADOKAWA

【八風穴】押し方:補

手足の冷えに効果的なツボです。すべての足の「水かき(指の股)」にあり、左右の足で計8つなので、この名がつきました。股のところに手の指をはさみ、軽く圧をかけましょう。じんわりと温まってくるまで、ゆっくりおこなってください。

「八風穴」手足の冷えにピンポイントで効くツボ (C)櫻井大典、中神洋和/KADOKAWA
「八風穴」手足の冷えにピンポイントで効くツボ (C)櫻井大典、中神洋和/KADOKAWA

■Let's 養生

おなかを温め、冷えを散らす中国のスパイス「五香粉」を

体を芯から温めるスパイスを上手に活用しましょう。「五香粉」という、中国料理の香辛料があります。スターアニス(八角)やクローブ(ういきょう)、シナモン、山椒(または花椒)などを混合した香辛料で、これには東洋医学で「温裏散寒」と呼ばれる、おなかを温めて冷えを散らす効果があります。牛乳や豆乳など、ミルク系のものに入れると合いますよ。また、スリランカのスパイスティー「サマハン」も、上半身が冷えているときにおすすめです。

著=櫻井大典、中神洋和/『自律神経もととのう 漢方ツボ押し大全』

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