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「天才すぎる…」池松壮亮のスゴい演技が堪能できる映画(4)。菅田将暉と喋るだけで最高! 秀逸な会話劇

  • 2024.6.21
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池松壮亮【Getty Images】

日本の映画界にいなくてはならない俳優の1人、池松壮亮。アンニュイな雰囲気と、捨てられた子犬のようなほっとけなさを感じさせ、過激な濡れ場や、影のある役を演じる上で右に出るものはいない。そして圧倒的な演技力で、観客のみならず、数々の映画監督をも虜にしてきた。そんな池松壮亮が出演した映画を紹介する。今回は第4回。

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『セトウツミ』(2016)
原作:此元和津也
監督:大森立嗣
脚本:大森立嗣
出演:池松壮亮、菅田将暉、中条あやみ

【作品内容】

高校2年生の、クールな内海想(池松壮亮)とヤンチャな瀬戸小吉(菅田将暉)は、河原に集まってはダラダラと喋りながら放課後を過ごしていた。

特に何かに打ち込むことやケンカもなく、変わらない日々を過ごしていたが、瀬戸は学校のマドンナ樫村一期(中条あやみ)のことが気になっていた。しかし樫村は内海に好意を寄せており、2人日常に小さな波紋を起こす…。

【注目ポイント】

『セトウツミ』は、月刊少年漫画雑誌『別冊少年チャンピオン』にて連載された此元和津也による人気漫画が原作。「この川で暇をつぶすだけのそんな青春があってもええんちゃうか」というキャッチコピーのもと、男子高校生2人が、関西弁で会話劇を繰り広げる物語である。

2人が過ごしている河原は、原作でもモデルにされた大阪の実在する場所であり、漫画ファンにはたまらない演出になっている。

映画はオムニバス形式で構成され、やはり2人の会話がメイン、というかそれしかない。しかし終始ほのぼのとしていて、この2人の間に流れている空気感がちょっと羨ましくもある。

シリアスな雰囲気のキャラクターを演じることが多い池松だが、今回は意外性のあるキャスティングだったのではなかろうか。

池松は福岡出身だが、本作では関西弁を披露している。少々たどたどしさはあるものの、そこを気にしなければ2人の会話のテンポや表情など、楽しめる要素は満載であり、一瞬たりともサムい空気になることはない。

ぼーっとした感じの内海というキャラクターを演じる池松の口から、次にどんな言葉が発せられるのか、ジッと見入ってしまう。そこへすかさず菅田演じる瀬戸がツッコむという、やっていることはほぼ漫才の域である。

池松壮亮と菅田将暉という稀代の演技派2人の脚本を読み解く勘やセンスに裏打ちされた、自由奔放な芝居に目が離せない、珠玉の一作だ。

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