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部屋干しでも、におわずスピーディに乾く! お助け家電「除湿機」の選びかた

  • 2016.3.1
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お日さまのにおいがする洗濯物って、気持ちがいいですよね。けれど、花粉が飛散しているこの時期はもちろん、黄砂やPM2.5などの大気汚染も気になるし、そもそも普段から仕事が忙しくて部屋干しばかり、という女性は多いのではないでしょうか。

© akoji - Fotolia.com

そんなときには除湿機の出番。部屋干し時間が短縮できて、生乾きのにおいも軽減できるお役立ち家電ですが、いざ家電量販店に足を運んでみると、「コンプレッサー方式」やら「デシカント方式」やらよくわからないワードが並び、結局、何を選べばいいのか悩ましい!

ということで、今回は、除湿機のタイプ別のメリット・デメリットと、ライフスタイルごとにマッチする除湿機の選びかたを考えてみました。

■除湿機、3つのタイプのメリット・デメリット

除湿機の方式は、大きく以下の3つ。まずはそれぞれのメリット・デメリットからみていきます。

・コンプレッサー方式

空気中の水蒸気を冷やすとできる結露を利用して、部屋の水分を取りのぞく方式です。

<メリット>

・空気を効率よく冷やせる梅雨~夏場にかけて、しっかり除湿ができる

・室温の上昇が少ない

・消費電力は、デシカント方式より少ない

<デメリット>

・室温が低い冬場は、除湿力がダウン

・稼働音が大きめ

・本体が大きく重いものが多い

・デシカント(ゼオライト)方式

本体に内蔵されているゼオライト(乾燥剤)に水分を吸わせ、そこにヒーターで熱をあてて水に変えタンクにためるタイプです。

<メリット>

・気温が低い時期でも除湿力をキープ

・軽量・コンパクトで持ちはこびやすい

・稼働音が静か

<デメリット>

・コンプレッサー方式に比べ、消費電力が大きい

・ヒーターを使うため、室温が上昇しやすい

ハイブリッド方式

コンプレッサー、デシカント両方の構造を1台のなかに備えています。

<メリット>

・オールシーズン、安定した除湿ができる

<デメリット>

・構造上、大きく重いものが多い

・価格が高め

■結局どれがいい? ひとり暮らしの女性でシミュレーション

それぞれの特徴はなんとなくわかったけれど、結局どのタイプを選べばよいのか、やっぱり悩ましいかもしれません。そこで、実際のライフスタイルに落としこんで、考えてみました。

1.日当たりのよいワンルーム、生活空間内で部屋干し

ベッドやクローゼットなどのあるワンフロア内で、出勤前に部屋干しして出かけることが多いなら、消費電力が少なめで、室内をパワフルに除湿できるコンプレッサー方式がよさそうです。

一日に除湿できるリットル(除湿能力)の目安は、~8畳で3.2リットル、~11畳で4.5リットル。洗濯物をしっかり乾かしたいなら、除湿機を洗濯物の真下に置くとよいでしょう。室内全体を除湿したいときは、部屋の中央に除湿機をセットします。

2.バスルームなどの狭い空間で、夜に部屋干し

夜に洗濯をし、バスルームや狭い空間に部屋干しすることが多いなら、デシカント方式でもじゅうぶんといえそうです。

コンプレッサー方式に比べ消費電力は高めですが、夜間は電気料金が安く、狭い空間で使えば稼働時間が短くてすみます。換気扇は回さず、ドアを閉めて使うと◎です。5畳以下の部屋の除湿能力の目安は2.0リットルです。

広い空間で季節を問わず部屋干ししていて洗濯物の量も多いなら、お値段ははりますがハイブリッドタイプをチョイスするのも手です。

空気清浄機能などがついたものもありますので、ライフスタイルにあわせて選べるとよいですね。

(コミヤ カホル)

(コミヤ カホル)

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