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知らなった!やりがちだけど「実はシミをつくる」NGスキンケア3つ

  • 2016.3.1
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やってはいけないと知っていても、実際のスキンケアでは肌をこすってしまっている方がとても多いのです。肌に摩擦を加えると色素沈着、いわゆるシミを作る原因になっています。

摩擦で出来る色素沈着は、年齢による肝斑や生まれつきのそばかす、紫外線によるシミなどと混ざり、肌全体をくすませ広範囲のシミとなります。しかも、このシミはメイクでは隠せないほどの濃さのため、取り除くにはとても時間がかかります。

そこで今回は、エステティシャンの筆者が、摩擦による色素沈着を作らないためのスキンケアをご紹介します。

 

■肌はとっても薄い

皮膚は表皮・真皮・皮下組織の3層に分かれていて、表皮と真皮を合わせても厚みは約1.5ミリ。顔の一番薄い皮膚であるまぶたは約0.6ミリしかありません。

表皮の一番上にある角質層は、外気と触れてよい唯一の皮膚です。その角質層の薄さは約0.01~0.03ミリ。これは、サランラップと同じくらいの薄さといえます。

角質層を含めた皮膚に負担をかけないスキンケアを行うかどうかが“摩擦による色素沈着”を作らない重要なポイントとなります。

 

■見直して!シミをつくるNG習慣3つ

(1)クレンジングの量が少ない

クレンジング剤の量が少ないと、手の摩擦に加えファンデーションなどのコスメでも肌をこすってしまっていることが多いです。手を動かしている時に写真のように皮膚が寄ってしまったら、クレンジング剤が少ないために滑りが悪くなり摩擦が加わっている状態。クレンジング剤の量を増やしましょう。

マッサージ剤を使用する際も同様に、皮膚が寄ってしまったら使用量を増やしましょう。化粧水や乳液、クリームなどの基礎化粧品を使うときに皮膚が寄る場合には、さする・こするはやめ、軽くたたいたり押し入れたりするようにしましょう。

(2)「泡を立てて満足」の泡洗顔

よく耳にする泡洗顔。もちろん泡を立てることも大切ですが、それ以上に“泡で洗うこと”が重要。ポイントは、泡を押すように“押し洗い”することです。手を動かしゴシゴシとせず、その場で押すだけで汚れは落ちています。

(3)タオルで水をOFF

洗顔後はタオルで拭くのではなく、おさえるようにしましょう。練習として数日間だけティッシュペーパーで顔をおさえてみるのもオススメです。

やり方はとってもカンタン! ティッシュペーパーを1枚用意し、顔にそのまま当てます。凹凸に沿わせ、ゆっくりと剥がします。これだけで水分は取れています。慣れてきたらタオルでも同様にやってみましょう。

筆者のサロンには、定期的に独自のマッサージを行っているお客様もいらっしゃいます。そのような場合、常にお伝えしているのがとにかくマッサージ剤の量に気を付けること。

キレイを保つためのマッサージも、一歩間違えれば摩擦による色素沈着を招くことに繋がってしまいます。実際、マッサージを停止すると、少しずつ色素沈着が消えはじめるというケースもあります。

 

いかがでしたか? 知らないうちにこすってしまっているスキンケア習慣を見直すだけで、透明感が戻りワントーン明るい肌になりますよ!

【著者略歴】

※ 山田みき ・・・ エステティシャン・美容師。自身のアトピー・アレルギーを機に美容を学ぶ。NHKにてエステ指導や雑誌掲載多数。エステ・ヘアメイク・着付け各種コンテスト優勝及び上位入賞の経験をもつ。

【画像】

※ vita khorzhevska / Shutterstock

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