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元カレとネットで再会!? SNSで始まる「不倫・浮気」の実態

  • 2016.2.29
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パパライターの矢山ユースケ@育休中です。

年明けからミュージシャンとタレントの不倫や、芸人と元グラビアアイドル(?)の浮気がワイドショーやインターネットメディアなどで大きく取り上げられました(後者は、私からするとあからさまな売名行為にしか思えませんでしたが……)。

いずれの件でも、連絡を取り合うツールとしてLINEが用いられていました。

世代によってはスマートフォン所持者のほぼ100%が使用しているというアプリなので、「LINEだから悪い」「LINEのせい」ということにはならないでしょう。

しかし、LINEをはじめとするSNSを用いて、これまでとは違った形で不倫や浮気が行われている のは事実です。

●SNSによる“つながり”

まだ主な連絡手段が携帯のE-mailだったころ、「メールアドレスを変更しました」という、いわば“メアド変更メール”が届くことがありました。

みなさんも一度や二度は受信、もしくは送信したことがあるかと思います。

メアド変更の理由は人それぞれですが、「携帯会社ごと携帯を変えた」以外の理由だと、「彼氏/彼女と別れた」「離婚した」「浮気がバレて、夫/妻に変えさせられた……」というパートナー間の問題や、友人同士のトラブルなど、“対人関係の変化(悪化)”が大半を占めていたように思えます。

しかし、今ではこのような“メアド変更メール”が届くことは、かなり減ったのではないでしょうか。私自身、この1年間に“メアド変更メール”を受信していません。

さかのぼってみたところ、2年前の秋を最後にメールアドレス変更の知らせは受けていませんでした。しかもその連絡も、メールではなくLINEで届きました。

「LINEならメアドより簡単に交換できる。何かあればブロックすればいいし」。

SNS全盛の時代になり、“メアド変更”の連絡が減ったのには理由があります。

多くのSNSには、“ブロック機能”が備わっています。

連絡を取りたくない相手や、自分の投稿を見せたくない相手を“ブロック”することにより、その相手との関係を遮断できます。

もしそのSNSでしか連絡を取り合えない相手であれば、“ブロック=関係断絶” ということも可能です。

このブロックを用いれば、旧来のE-mailのように、メールアドレスやSNSのアカウントそのものを変更する必要がなく、相手と距離を置くことができるのです。

また、こんな話を聞いたことがありませんか?

「LINEをインストールしたら、最初から友達がたくさんいた」。

多くのSNSで、“連絡先から友達を見つける” という機能があります。

これは、ご存じの通り“スマートフォンなどに登録されている連絡先の中で、そのSNSを使っている人を自動的に友達登録する”という機能です。

私はこの機能があまり好きではなく、基本的にはオフにしているのですが、スマートフォンを変更した際などに“どうしても”オンにしなくてはならないタイミングがあります(回避する方法はありますが、最初から意識していないと“スマートフォンの初期設定やり直し”が必要になり、いささか面倒です)。

すると、その時点で連絡先に登録されていた人が“友達”や“友達かも”に表示されてくることになります。

また、自分がその機能をオフにしていても、相手がオンにしていて相手の連絡先に自分が登録されていれば、相手側に“友達”として表示されそこから連絡を……ということが可能になるのです。

●能動的な“つながり”の復活

さらに、あなたの周りでこんな話を聞いたことはありませんか?

「Facebookで元カレのアカウントを偶然見つけてしまった」。

連絡先の連携をしない場合でも、“友達検索”の機能で相手の名前を検索して探すこともできます。

“連絡先から〜”と比べると、こちらは一段階上の能動的な“つながり” を求める行為と言えるでしょう。

では、次の場合はどうでしょう。

「久々にmixiにログインしたら、当時仲が良かった人がまだ頻繁にログインしていた。懐かしかったからメッセージを送って、連絡を取り合うようになった」。

この“以前に使用していたアカウントを思い出して久々にログインして、そのころの人々とネット上で再会する”というパターンも、少しずつ聞くようになりました。

私の周囲では、「実名登録のFacebookに疲れて、仮名登録可能だったmixiに戻った」というパターンをいくつか聞きます。

今後はそういったパターンの“つながり”の復活も発生していくかもしれません。

●パートナーがSNSを使って不倫や浮気をしていたら……?

もちろん、“つながり”を否定するわけではありません。オンであれオフであれ、大切な友達には変わりないでしょう。

長年使用していたアカウントであれば、それだけの“つながり”がそこには存在します。

“オンだから”“オフだから”という区分けはむしろナンセンスです。

しかしながら、そういった“つながり”が不適切な関係に発展してしまう可能性も否定できません 。

SNSが発達していなかったら知り合うことも再会することもできなかった相手とつながることができるわけです。

その分、不倫や浮気の“種”はたくさん蒔かれていると言わざるを得ないでしょう。

そこで今回は、「パートナーがSNSを使って不倫や浮気をしていたらどうする?」という質問を投げかけてみました。

『当然、離婚!』(26歳・プレママ、30歳・パパ、その他大勢)

『貸しひとつかな。私がもし何かやらかしても、1回はOKみたいな』(34歳・ママ)

『証拠を押さえて、相手を訴えると思います』(32歳・パパ)

『LINE禁止ですね。スマホも没収かな?』(27歳・ママ)

『他の女にかける金があるんだから、ずいぶん余裕があるってことですよね。じゃあ、お小遣いカットで!』(35歳・ママ)

いずれも“ごもっとも”なご意見ですね。SNSはもはや生活必需品。

無益なわき道にそれることなく、便利なツールは便利なまま活用していきましょう。

【参考リンク】

・平成27年版 情報通信白書 SNSの利用率 | 総務省(http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h27/html/nc242220.html)

●ライター/矢山ユースケ(IT系パパライター)

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