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LAから実況中継! 第88回アカデミー速報(7)──アカデミー賞最優秀作品賞は『スポットライト 世紀のスクープ』!

  • 2016.2.29
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今年も大きな話題を呼んだ映第88回アカデミー賞は、最も栄誉ある最優秀作品賞に『スポットライト 世紀のスクープ』が輝き幕を閉じた。

『スポットライト 世紀のスクープ』は、実話を基にした社会派映画。ボストンのカトリック教会神父による児童性的虐待事件の調査をするThe Boston Globeの記者をマーク・ラファロ(2年連続助演男優賞ノミネート)、リーヴ・シュナイダー、レイチェル・マクアダムス、そして昨年の作品賞受賞作『バードマン

あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』にも主演したマイケル・キートンが演じている。

監督のトム・マッカーシーは、すでに脚本賞(オリジナル)をしているが、ライバルの『マネー・ショート 華麗なる大逆転』は脚色賞受賞、『レヴェナント:蘇えりし者』はアレハンドロ・G・イニャリトゥが監督賞受賞と、有力作品がいわば三つ巴の状態で迎えた作品賞発表だった。

作品賞が発表され、壇上に上がろうとするマイケル・キートンが思わず「××××イエー」(やったぜこの野郎)と放送禁止用語を口走っている様子が、カメラに映ってしまったハプニングがあったが、作品賞作品が他に1つしか受賞していないというのは1952年の『地上最大のショウ』以来なのだとか。

そんな中、受賞連発をしたのが大ヒット作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。美術賞、音響編集賞、録音賞、編集賞、衣装デザイン賞、メイク・ヘアスタイリング賞と、テクニカル部門をほぼ総ナメのV6を達成! 興行成績も絶好調だっただけに、受賞するたびに観客からも大きな声援が上がり、ドキュメンタリー部門のプレゼンターだったコメディアンのルイス.C.K.は「ドキュメンタリー部門の受賞は……。マッドマックスです」とギャグにしたほど。全6部門での受賞となり、今回の最多受賞作品となった。

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』はジョージ・ミラーの監督賞、そして作品賞の主要部門の受賞はならなかったが、フェリオサ大隊長役のシャーリーズ・セロンはオープニングのプレゼンターとして登場、主演のトム・ハーディは『レヴェナント:蘇えりし者』で助演男優賞ノミネートと、マッドマックスの存在感を示したオスカーでもあった。

ABC振興会 D姐/ハリウッド在住。セレブやエンターテイメント業界のニュースを独自の切り口で紹介する、アクセス総数5億ページ超の大人気サイト『ABC振興会(http://abcdane.net)』を運営。多数のメディアで音楽やセレブに関する執筆、現地ロサンゼルスでのテレビやラジオ、雑誌用のセレブやアーティストのインタビューやレッドカーペット等の取材をこなす。VOGUE JAPANでブログも執筆中。

参照元:VOGUE JAPAN

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