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美容師が解説!勘違いしがちなヘアケアの「ウソ・ホント」~シャンプー後編~

  • 2016.2.21
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「ヘアケアを続ける事の大切さはわかるけど、この方法が自分の髪に合ってるのか不安」、「そもそも何をやったらいいかも分からない」、「毎日完璧にやるのは大変」という声をよく聞きます。

しかし、情報を整理して効率的で自分に合っている正しいヘアケア方法を実践出来れば、結果も出て楽しくなり続けられるはずです。

そこで今回は美容師の筆者が、巷にあるヘアケアのウソ・ホントをしっかり整理した“正しいヘアケア方法”をご紹介します。

 

■シャンプー後の正しいヘアケア方法

(1)乾かす前にしっかりタオルドライ

まずはタオルドライから。タオルドライはガシガシ力強くやるのはNG! ミディアム~ロングの方は、はじめは根元をメインに軽くこするように水分を取り、次に毛先をポンポンと軽くたたくように優しく水分を取ります。この時どちらも“軽く優しく”がポイントです。ショートの方は根元を軽くこするだけで毛先も水分は取れるのでやり過ぎには注意です。

 

(2)流さないトリートメントは乾かす前につける

流さないトリートメントはただつけるだけではダメ。使うタイミングはタオルドライ後。水分がある程度残っている状態でつけるのがポイントです。よく間違いがちなのは乾かしてからつけるというやり方。それだけだと十分な効果は発揮されないので乾かす前につけましょう。

使用量は、プッシュ式であればショート1プッシュ、ミディアム1.5~2プッシュ、ロング2~2.5プッシュ、チューブ式であればショート1円玉大、ミディアム100円玉大、ロング500円玉大が目安です。ただ、商品によって推奨使用量は異なるので、推奨がある場合はそちらを参照してください。

根本から5~10cmは付けずに毛先中心に手ぐしを入れながらつけ、少し揉み込みます。つけたら必ずブラシかコームで全体をしっかりとかすことがポイント! とかすことで“まんべんなく”つくため効果が最大限発揮されます。

もちろん、髪質に合うものを使用することが大前提ですので、わからない方や迷っている方は一度美容師さんに相談してみてはいかがでしょうか。

 

(3)ドライヤーは根元から

まずは襟足付近の根元の方からドライヤーをあてて乾かしていきます。この辺りは乾きにくいところなので先に乾かしていきましょう。その後は全体的に根元を軽くこするように乾かし、8割(触ってみて何となく水分を感じる)程度乾いたら、表面を上からなでるように手ぐしを入れながら乾かします。そうする事でツヤとまとまりが出て素敵に仕上がりますよ。

ちなみに、タオルドライと流さないトリートメントをした後、すぐにドライヤーで乾かさないと、長い間濡れている状態になるので不衛生になり雑菌が湧いて臭いの原因になります。なるべく早く乾かすようにしましょう。

また、乾かした後にオイルなどのヘアケア剤を付けたり、お出かけ前に整髪料を使用して髪の毛の保護を行うことも効果的です。

 

いかがでしたか? 基本のヘアケア法をご紹介しました。知らなかった事実も多かったかもしれませんが、当たり前に出来るようになればワンランク上のツヤ髪になること間違いなしです。

【著者略歴】

※ 板橋充・・・美容師。SENDAI中央理容美容専門学校を卒業後、都内1店舗を経てCLASICO入社。現在、サロン代表兼ディレクターを務める。様々な講習活動やアーティストやモデルなどのヘアメイクも数多く手掛け、一般誌・業界誌・WEBへのヘアスタイル記載も多数。ブログインスタグラムなどでも情報を発信しており、多方面で活躍中。メインのサロンワークでは、豊富な専門知識と理論をもとにトレンドを取り入れた、“5秒でするべき髪型がわかる”という独自のカット理論には定評があり、多くのファンから支持されている。

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