1. トップ
  2. 恋愛
  3. 家庭でやるべきことは? 子どもの「コミュニケーション力」を養う方法

家庭でやるべきことは? 子どもの「コミュニケーション力」を養う方法

  • 2016.2.21
  • 4090 views

【ママからのご相談】

プレ幼稚園児の男の子のママです。息子はおとなしいタイプでコミュニケーションは得意ではありません。

入園後のお友達とのコミュニケーションだけではなく将来的に役立つコミュニケーション力をつけるために親ができることはないでしょうか?

●A. まずは親子のコミュニケーションを大切にしましょう!

こんにちは、遊びと学びの専門家大根はじめです。

教えている専門学校でもコミュニケーションのある学生のほうが実力も伸び就職活動でも大いにコミュニケーション力が役に立っているのを目にします。

齊藤孝著『遊ぶ力は生きる力 齊藤式「感育」おもちゃカタログ』でも家庭で伸ばせるコミュニケーションの大切さが指摘されています。

●あいさつがコミュニケーションの反射神経を鍛える

相手に聞かれたことに素早くこたえるというのもコミュニケーションではあなどれない大事な要素です。

就職面接でも聞かれたことにぱっと答えられないと印象はよくないというのは想像していただけると思います。

就職活動をする年になって、これからは聞かれたことに対してすぐに答えようと思っても思うようには対応できないものです。

ご家庭でお子さんが小さいうちから繰り返し鍛えてあげるとよいでしょう。

まずは、コミュニケーションの基本の基本あいさつ から率先して親があいさつする姿をみせたり、家族間でもしっかりあいさつをするよう心がけましょう。

また、普段の遊びに時間感覚を取り入れていく とよいでしょう。

トランプやアナログゲームで遊ぶ際も、「○○秒で札を引いてね」など時間を決めて遊んでみると楽しく時間感覚を身につけられるでしょう。

●人付き合いの免疫力を高める方法

子どもの接する世界が、狭められた環境で安心できる人とだけ過ごす傾向になってきています。

安全な環境に私たち親は安心するかもしれませんが、成長するに従い人付き合いの免疫力が低くなりだまされたり痛い目を見る可能性も高まってきます。

コミュニケーションを磨くには、多種多様な人とふれあってコミュニケーションの免疫力をあげる ようにすることも必要です。

私も教壇にたっていますが、人付き合いの免疫力が低いタイプは就職でも苦戦する傾向が強く就職活動も長期化傾向です。

大きくなって社会に出るときに苦労するよりも小さいときから免疫をつけてあげる大切さを実感しています。

子どものころからさまざまな年齢やプロフィールの人と付き合うよう、心がけてみるのもよいでしょう。

意外と効果的なのは父親の友人の家にいくことです。普段接することがない人とふれあうことは大きな刺激になるでしょう。

●キレにくい子どもにする呼吸法

コミュニケーションを円滑にするには、感情をコントロールし情緒が落ち着いている ことも大事です。

大人も子どももキレやすい人は、呼吸が浅くなっている傾向があります。口呼吸で呼吸が浅くなる子どもも増えています。

お腹から息を吸う深い呼吸でリラックスできるように機会をみつけて教えてあげるとよいでしょう。

親子のコミュニケーションを促進し子どもの情緒を安定させるのに良いのがスキンシップ です。

まだ小さいならば体を使いスキンシップがある遊びやぎゅっとハグをしてあげるのもいでしょう。

大きくなり気恥ずかしい年齢になってもマッサージを頼むなどしてもよいでしょう。

スキンシップで『オキシトシン』 という情緒を安定させたり、ストレスを軽減する効果があるホルモンも分泌されるそうです。

いかがでしたか?

まずは親子のコミュニケーションの質と量をアップしお子さんのコミュニケーション力をあげてみてはどうでしょうか?

【参考文献】

・『遊ぶ力は生きる力 齊藤式「感育」おもちゃカタログ』齋藤孝・著

●ライター/大根はじめ(マンガ家)

の記事をもっとみる