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風邪の特効薬! 実はレンコンの効果がスゴかった件

  • 2016.2.20
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風邪をひいて喉が痛かったりせきが出たりするとき、みなさんはどんな対策をとりますか?

薬を飲む? のどアメをなめる? 最近はネットで話題の「はちみつ大根」も人気です。

(c)haneuma - Fotolia.com

でも、ちょっと待って。実はそれ以上に効く食材があるんです。それがレンコン。レンコンには意外な効用があります。

■だから風邪に効く

・ビタミンC

レンコンが風邪に効く理由は、そのビタミンCの含有量。100gあたりで換算すると、みかんの1.2倍も含まれているんです。

ビタミンCが風邪予防に効果があることはよく知られています。風邪の他にも、疲労回復、アンチエイジング、美肌効果などにも期待できます。

レンコンのビタミンCの優れている点は、他の野菜と違ってでんぷん質が多いこと。

加熱調理しても栄養が失われないのです。だから、温かいものが食べたい冬にぴったりなんです。

・ムチン

ネバネバ成分のムチン。粘膜を強化してくれるので、鼻や喉の粘膜をバリアして風邪やインフルエンザを予防してくれます。

また、胃壁を胃酸から守ってくれるほか、タンパク質の消化も手助けしてくれます。

滋養強壮にもいいので、風邪をひいて胃が弱っているときなどおすすめ。

ちなみにムチンにはヒアルロン酸の量を増やすという働きもあります。ビタミンCと合わせて、美肌への相乗効果も期待できます。

■だから喉やせきに効く

・タンニン

レンコンが喉の痛みやせきに効く理由は、タンニンという成分のおかげ。タンニンには炎症を抑える消炎効果や抗酸化作用、細胞組織や血管を縮める収れん効果があります。

レンコンは肺に潤いを与えてせきを静めることから、漢方や中医学でも器官や喉に効く素材として扱われてきました。

また、タンニンにはアレルギーを引き起こす「ヒスタミン」を抑える効果もあります。そのため、花粉症やアトピー性皮膚炎をはじめとしたアレルギー症状を持つ方にもおすすめできます。

■その他の栄養素とおすすめの取り方

レンコンは風邪や喉・せきに効くだけではありません。キノコと同等ほど含まれている不溶性の食物繊維が便のかさを増して腸を刺激し、便秘を改善してくれます。

加えて食物繊維は血糖値の上昇を抑えてくれる働きがあるので、空腹になりにくいという面もあります。

ビタミンB12や鉄分も豊富なので、貧血防止にも効果的。むくみに困っている方にもレンコンはおすすめです。

というのもカリウムが含まれているため、ついつい多く取ってしまいがちな塩分対策にもいいですね。

そんな女性の味方といえるレンコンのおすすめの料理は、汁物。レンコンをすりおろし、みそ汁やだし汁に加えるだけです。

一緒にショウガをすりおろして入れるとさらに体が温まり、風邪対策に抜群の効果を発揮します。

煮物などにする場合は、汁も一緒に食べるようにしてください。というのは、レンコンのビタミンCは熱に強いのですが、ムチンはそれほどでもないために煮汁に溶けだしてしまうのです。

そのため、風邪対策としてレンコンを取るならば、汁まで余さず食べるのが一番です。

冬は風邪が多くなる季節、手洗い・うがいに加え、レンコンを食べて風邪知らずの体で、元気に過ごしましょう。

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