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200万円もプラスに!? 賢く貯金するなら、「貯蓄型保険」を利用すべし!

  • 2016.2.18
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貯金といえば、まっさきに思いつくのが銀行への定期預金ではないでしょうか。給料日の翌日などに引きおとし日を設定しておけば、お金を使う前に、自動的に積みたてることができて便利です。

© contrastwerkstatt - Fotolia.com

でもじつは、銀行に預けるよりもっとお得な貯金の方法があるって、ご存じですか?

意外と知られていない貯金の裏ワザを、シニアライフプランナー有資格者でマネーライターのかわなかりささんに教えていただきました。

■貯金は「銀行」、「投資」、「保険」の3つで考えよう!

「貯金は“銀行”、“投資”、“保険”の3つの柱で考えるのが、マネー業界での常識なんです」と、かわなかさん。

銀行での貯金は定番としても、投資に保険…どちらも知識が必要そうだし、ちょっとややこしそう。

ややハードルが高い「投資」についてはまた別の機会にするとして、今回は、「保険」での貯金がお得なワケをかんたんに解説します。

■貯金に向くのは「貯蓄型」の「終身保険」

ひと口に保険といっても、その種類はさまざまで、どれを選んだらいいか迷うものです。目的を「貯金」にしぼるのであれば、「貯蓄型」の「終身保険」がオススメです。その理由が以下のふたつ。

「払いこんだ金額」+「プラスアルファのお金」が解約時に戻ってくる

生命保険をかねているため、万が一のときには保険金を受けとれる

掛けすてタイプの保険だと支払った保険料は消費になりますが、貯蓄型の終身生命保険の場合は、平たくいえば「お金をためながら、いざというときにも備えられる」わけです。

では、30歳から毎月2万円ずつ、30年間貯金した場合、銀行の自動積立定期預金と貯蓄型保険でどのようにちがいが出るかを比較してみましょう。

<銀行の自動積立定期預金>

720万円(預けるお金の総額)×毎年0.025(金利)=約722.6万円

<貯蓄型の終身保険>

720万円(保険料として支払うお金の総額)×117%(解約時の変戻率)=842.4万円

※1 ※2

その差はなんと、約120万円! 解約時の変戻率は保険会社、商品によって異なりますので、高い変戻率のものを選べば、解約時により多くお金が増えてかえってくる、というわけです。

数字だけ見るととても魅力的ですが、保険の場合は早期に解約すると、戻ってくるお金が支払総額より減ってしまうことも。

そのため、結婚資金や引っ越し費用など、近い未来のための貯金は、自分のタイミングで引きだせる「銀行」で、老後の備えなど長期的な貯金は「保険」にすると、無理なく効率的に貯金ができます。

■「保険で貯金」がもっとお得になる、秘密にしておきたい裏ワザ

長期目線での貯金なら、保険を上手に利用するとよいことをご紹介しました。さらにもうひとつ、マネーライターならではの、耳寄り情報も教えていただきました! それが、貯蓄型の終身保険を「短期払いこみ」する方法です。

たとえば、60歳までを払いこみ期間とし、総額500万円支払うとします。30歳から30年間積みたてたとすると毎月の保険料は約1万4千円。

この払いこみ期間を15年間に短縮すると、単純に計算して月々の保険料は約2万8千円と倍になりますが、45歳の段階で、すでに元本の500万円がたまることになります。

ここで払いこみはストップしますが、じつは、保険会社がこのお金を運用し続けてくれます。運用といっても加入時に約束された「予定利率」で行われるので、減ることはなく、増えつづけます。

元本がたまってから解約までの期間が長いほど、解約時の変戻率は増え、場合によっては140%に達することもあるのだそう。

もし140%の返戻率になったとしたら、解約時には700万円に! つまり、200万円もプラスになるわけです。

保険会社や商品、加入年齢などさまざまな要素で異なってきますので、誰もがこの方法で絶対得をします! と一概にはいえませんが、これから保険への加入を考えている人は「賢くためる方法」のひとつとして、どうぞご参考に。

※1 金利は大手銀行、解約時の変戻率は一般的な保険商品を参考にしています。銀行や保険商品、時期によっても変わります。

※2 複利で計算、税金は控除してありません。

(コミヤ カホル)

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