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代官山AL Tokyoの料理教室

  • 2016.2.18
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はなはだ遅ればせですが、昨年暮れの東京の料理教室の模様をお伝えしたいと思います。

今回のテーマは、"ノエルと新年のおもてなし"。

Ptoto / Ohigashi Yuko

食材はいつものように北海道の父の自家菜園の有機野菜と、三浦の安田養鶏場の野菜や卵を使いました。北海道産の肉厚の原木椎茸や脂がのった紅鮭は、まさに旬の頃です。

この日のメニューは、
-かにとサーモンのテリーヌ
-車エビとユリ根のフリット、トリュフ塩
-レッドオニオンと地鶏のファルシー、マデラ酒風味
-セップ茸のブイヨンとトリュフ入りじゃがいものブレット、生ハム添え
-黒豆とリキュールのジュレ
-スパイシーなショコラショー

Ptoto / Ohigashi Yuko

(左上)パリから持参した食材の中には、12月のコラムでもご紹介したDavoliから提供いただいたトリュフオイルや、今回も協賛してくださったGrand Marnierが入っています。(左下)乾燥セップ(ポルチーニ)を戻してブレット用のブイヨンを。(右上)ショコラショーの中には、ヴァニラやスパイスを牛乳に漬けてアンフュゼした中にカカオ70%のチョコレートを。(右下)マデラ酒たっぷりの地鶏の煮込みは、赤タマネギに詰めてからクルミやレーズンをのせて焼きました。

Ptoto / Ohigashi Yuko

卵の中はヤーコンと赤カブのピクルスにイクラ。じゃがいものブレットとブイヨンは、耐熱フィルムでセップとトリュフの香りを閉じ込めて。

Ptoto / Ohigashi Yuko

サーモンのムースを蒸し上げた上に、北海道産のユリ根、枝豆、かにを重ねて鶏のブイヨンのジュレと一緒に冷やしたもの。型から抜くと「ワッー!」と歓声が上がりました。彩りがきれいなので、テーブルが華やぐ一品です。

Ptoto / Ohigashi Yuko

これは先日のおせちにも作ったのですが、ブイヨンの代わりにダシを使ったり、ゆずや紫蘇を添えれば、和のアレンジも楽しめます。

Ptoto / Ohigashi Yuko

ノワゼットのケーキの上に、コーヒーとグランマルニエのシロップを塗り、ココアパウダーをかけたもの。


今回使う野菜や卵を探しに、久々に安田養鶏場まで足を伸ばしてみました。

この日は12月だというのに25℃。半袖で畑を歩くと汗ばむような陽気。隣には養鶏場があります。穏やかな気候で本当に良いところ。直ぐ近くの海側に出て、佐島海岸の食堂で富士山を見ながらのランチがたまらなく幸せで、ああ、またここに住みたい! と思ってしまうほどです。

冬でも豊かな太陽と、鶏糞を堆肥にして育った野菜は、どれも活き活き! 葉っぱもごちそうな感じです。収穫した野菜の販売所は、近隣のレストランからやって来たシェフ達で賑わっていました。

産みたての卵がどんどん仕分けられていきます。

嬉しかったのは、またまたの再会と新たな出会い。遠く北海道や奈良、京都から駆けつけてくださった方々。久々に会うと、おめでたの満ち足りた笑顔の妊婦さんが2人! ああ、今度会えるときは、きっと幸せなママになっているはず......と、さらなる再会が楽しみです。

そして、前回は"初の男性登場"でしたが、今回は素敵なご夫婦とカップルも加わって、2名に。
パリで教えている日本料理のクラスでは、日本とは逆に最近、男性が7〜8割と増えて来て、むしろ女性よりも熱心。バレンタインは、自らの手料理で彼女をもてなす! と張り切っている人も多いのです。


みなさまのお陰で、楽しい年末を過ごす事ができました。また、いつもオーガナイズしてくださるAL Tokyoのスタッフの方々にも感謝します。
また次回お会いできるのを心待ちにして!

■AL Tokyo―kitchen studio
東京都渋谷区恵比寿南3-7-17 2F
Tel.03-5722-9799
www.al-tokyo.jp

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