タレントの不倫騒動、視聴者が当人に謝罪を求める姿に正義はあるのか?

人間って基本的に清廉潔白で正しく生きることが良しとされていますけど、本音と建前が異なるのもまた、人間というものですよね。人間ですから時にはとんでもないミスや過ちを犯すもの。それはもう仕方がない性です。

たとえば僕の話ですが、去年だか一昨年だか連日飲み歩いていたとき、年上の女性と出会って即ホテルに駆け込んだかと思えば、翌日には年下の子とデートしていました。数日間ずっと酔っ払っていたような状態だったのですが、シラフに戻ったら自分の軽さに笑うしかなかったです。

でもこれが人間。たまにはこういう失敗もしないとダメです。

「無関係な他人の間違いが許せない!自分と同じく苦しめ」という人たちが怖い……

ところが僕の周囲に目を向けると、僕と同じようなレベルか、あるいはそれ以上にモラルを逸脱している身でありながら、一人前の人格者のような振る舞いをする人もチラホラ。こういう人の矛盾にまみれた一面が特に顕著になるのが、タレントの不倫騒動に対する態度です。自分も同じようなことをしているのに、タレントが同じことをすると露骨に嫌悪感を抱き、SNSで叩いちゃう。そういう人が身の回りに大勢います。

こういう時、僕は常々思っていることがあります。

どうして視聴者の多くは、タレントの不祥事を露骨に嫌悪するのでしょうか。チャンスがあれば自分だって同じ過ちを犯すかも知れないし、そういう弱さが人間の人間たる所以なのに。

そしてそもそも、タレントに謝罪を求めて何が変わるというのでしょう。

ネットにはびこるタレントの不倫についての様々な意見を見てみると、納得できるものの中に、正直理解できないものもあります。「芸能人が不倫騒動の渦中にあると、無条件に叩きたい」とか「以前不倫で散々な目に遭ったので有名人も同じように追い詰められてほしい」とか……。

怖すぎる! 恐ろしい人たちです。

 

ベッキー、川谷不倫騒動に見る一抹の不憫さ

1月の初旬、タレントのベッキーとアーティスト川谷絵音の不倫騒動が週刊誌にすっぱ抜かれました。途端にワイドショーも追随する形となり、多くの人々の知るところになりました。

最近こういう話題が芸能界には少なくなっていただけに、それなりにインパクトはあったのですが、いくらなんでも騒ぎ過ぎではないかと思うんですよね。まだ若く、人としてもかなり未成熟な男女の犯した過ちでしかなく、それよりももっと目を向けるべきニュースはいくらでもあるはずです。

それなのに連日視聴者は彼らの一挙手一投足に注視し、テレビに出ればキャプチャ画像がネットに投稿され、それが拡散されて炎上状態。ぶっちゃけ「あんたら関係ないじゃん」というような人々によって玩具にされているだけにしか思えません。

いや、もちろん不倫や浮気は悪ですが、こういう悪が今まで淘汰された試しはありません。何言ったってやる奴はいるし、今後も一定数はそういう人が存在し続けます。騒いだって意味がないのです。もちろん彼らのやってることは悪いことですが、ただ、別に僕ら視聴者にとっては重要な情報でもないし、何の足しにもなりません。それなのに不倫以外の粗探しまでされて、それがまた炎上して、全く恐ろしい話だなぁと思いますよ。

今やきっと、罪人に石を投げる民衆に対して、イエスが「過去に罪を侵したことがない者のみ石を投げなさい」と言っても、大多数が「俺セーフ!」といって石を投げる時代でしょう。

いくらタレントでも、若いんだから間違いは犯すだろうに。マスコミ、視聴者が大挙してモラルを逸脱した有名人をぶっ叩く。これはおぞましい話です。ホントに。

 

おわりに

人間の善悪の観念なんて、常に風が吹けば一転するもの。そのせいで過ちを犯しても、後になって目を覚ます日が必ず訪れます。

因果応報って言葉がありますが、浮気や不倫をしまくっていると、そのツケがどっかしらで返ってくるのが人生の面白いところであり、怖いところです。

他人がああだこうだと言っても言わなくても、いずれ手痛いしっぺ返しは待ち受けているわけですから、タレントの不倫には常に冷静な視点を持ち続けていたいものですね。

(松本ミゾレ/ライター)

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