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アートのように美しい花開く“工芸茶”を、鎌倉の一軒家カフェで楽しもう

  • 2016.2.15
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首都圏から手軽にアクセスできる人気の鎌倉に、中国茶専門のカフェがオープンしました。横浜中華街から移転してきた「中国茶房 悠香房(チュウゴクサボウ ユウカボウ)」は、見た目もきれいな“工芸茶”をはじめとした40種類の中国茶を揃えるお店です。

雨の日はタクシー割引サービスがあります

JR鎌倉駅西口から徒歩約20分。「中国茶房 悠香房」は、四季折々の花が楽しめることで有名な海蔵寺に向かう途中の、緑豊かで閑静な住宅街の一画にあります。天気のいい日は散歩するのが楽しい道のり。雨の日は駅からのタクシー代の一部をお店が負担してくれる、うれしいサービスもあります。

オーナーの金子 正さんは、日本企業の駐在員として10年以上中国に住んだ経験があり、その間に中国茶のとりこになったそう。

「中国茶と聞くと烏龍茶が真っ先に思い浮かびますが、その種類は実に多様です。日本茶のように渋みが出ないので何杯でも飲め、お湯を注ぐ度に味の変化が楽しめます」と金子さん。

そんな中国茶の魅力を伝えたいと、最初はお店を横浜中華街に構えましたが、もっとゆっくり味わってほしいと鎌倉の扇ガ谷に移転しました。店内はアンティークの中国家具が並び、落ち着いた雰囲気です。

飲むたびに味わいが変わる中国茶の魅力を堪能

初心者なら季節に合わせてオーナーが選ぶ「今月おすすめのお茶」がお手軽です。

この日おすすめの「梅占」(1600円)は、その字のとおり「梅を独り占めしたよう」な自然の甘みと香りが特徴の岩茶です。オーダーするとテーブルに置かれたアルコールランプに火が付けられ、ガラスのポットが置かれます。続いて運ばれてきた茶器は、おままごとの道具のようにかわいいものでした。

「茶葉の種類にもよりますが、葉が開いてお湯と馴染んでくる4煎目ぐらいからが本来の味を楽しめるんですよ」と金子さん。

お湯はおかわり自由なので、何煎でも心ゆくまで味わえます。「今月おすすめのお茶」には、ひと口サイズの「あんまん」か「叉焼まん」がサービスされるのもうれしいですね。

バラの花やナツメなど、見た目も美しいアートティー

世界的な二胡奏者、ウェイウェイ・ウーさんとコラボしたブレンド茶「華胡蝶」は、ここでしか飲めないオリジナルです。白茶をベースに、バラの花とナツメが入った優雅なお茶で、美肌効果があるのだとか。

また、お湯を注ぐと花が咲くように開く「工芸茶」(1200円)も、日本ではなかなか目にすることのできない珍しいお茶です。

お茶のおともには、焼売(500円)や大根餅(500円)などの点心や、「ジャスミン茶ロールケーキ」(500円)や「ナッツタルト」(500円)などのスイーツがおすすめ。ランチタイムには、蒸し物、水餃子、デザート、お茶がセットになった「飲茶ランチセット」(1200円)が人気です。 飲み比べができるお茶会や、演奏会、講演会なども開催している「中国茶房 悠香房」。喧噪を離れてゆっくり過ごしたい人におすすめの場所です。

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