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部屋に森!? 気分爽快になる森林浴スポットをつくろう

  • 2016.2.12
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風にこたえる葉のこすれる音や鼻をくすぐるさわやかな香り…。重かった心もすーっと軽くなるような体験ができるのが森林浴です。

© liza5450 - Fotolia.com

でも、近くに森がない、女性ひとりで森に入るのはこわいという人も…。そんなあなたのために、お部屋で気軽に森林浴できる方法をまとめてみました。植物の選び方、設置方法などを紹介します。

■どこにどんな大きさで

オススメは、イスをひとつ置ける場所、あるいはよく通る場所に森をつくること。多少の日当たりが確保できるリビングの一角や、玄関から部屋へと抜ける途中を森林浴スペースにするのです。そこを通るだけで、森のよさを最大限に感じとれますよ。

場所を決めたら、広さによって置く樹木の種類と本数が決まってきます。床に座る生活ならコンパクトな植物。イスにすわる生活ならば中程度の高さに育つ樹木。歩いて通る場所なら自分の背丈よりも高さのある植物や樹木を置くといいでしょう。

■水漏れ対策を忘れずに

室内に木や植物を複数置く場合、まず考えることは、床への水漏れ対策です。

防水のため、床にビニールシートを敷きます。

つくる広さにあわせてシートをカットし、その上にタイルを敷きます。

タイルのふちに角材を接着剤で貼り、流れてくる水を防ぎます。両面テープでもOKです。

タイルの床の上に鉢を置きます。

いずれの材料もホームセンターで購入できます。角材が長すぎる場合は購入時にお店にカットを頼みましょう(有料)。ごく小さなスペースなら、短い半端な木材を売っているお店もあります。工作材も使いやすいかもしれません。うまく活用しましょう。

床にシートを密着させると通気が悪い、と感じる場合は、すのこを置くといいでしょう。その上にシート、タイルの順で設置すれば、通気を確保しながら、樹木を置くことができます。

フローリングの場合、すのこの足が床とこすれると床に傷がつくことがあります。その場合は、ゴムマットをすのこの足の下に敷いてください。いずれもホームセンターでそろいます。

ある程度育った樹木の鉢はかなり重くなります。数個程度のまとまった鉢を置ける広さをタイル敷きにすると、横に滑らせての移動が可能となります。これなら力の弱い女性でも、重い鉢を持ちあげずに楽に掃除やお手入れができます。

■どんな森にするかを考えよう

室内で管理しやすい代表格は観葉植物です。でも、ほかにも部屋で楽しめる樹木はあります。忙しい方でも管理できるコツがあります。

・コニファー

種類が豊富で手入れも楽です。あまり大きくしたくないときは、新たに伸びた葉の一番てっぺんを摘みとっていけば大きさを抑えられます。

コニファーは金気を嫌うので、ハサミで切るのではなく、手で摘んであげましょう。葉が密に茂り、樹形もきれいなので見ているだけでも癒やされます。

グロボーサオーレアという品種はとくに香りがよく、こんもりと茂るので圧迫感が少ない森林浴ができます。冬には葉がオレンジ色になり、緑一色の森のなかでのアクセントになります。数種類取りまぜて置くと、さらに楽しめそうですよ。

・ガジュマル

幹がからみつくように成長してゆく、見た目も楽しい植物です。短めの葉がこんもり茂り、ふんわり丸い癒やし系の姿となります。

・サンスベリア

邪気をよせつけない、風水上でも意味をもつうれしい植物です。背の高い葉が上に伸びていくので、狭い場所には最適です。レースカーテン越しの明るい場所へ置きましょう。

・ポトス

室内の緑の定番です。上からしだれる葉の下をくぐれば緑のアーチの先に別世界が広がります。

室内森林浴はメリットがたくさん。水やりで部屋の湿度が適度に保たれるほか、空気の浄化作用にもなります。そのうえ植物の緑色は、目の疲れをやわらげてくれるそう。

いつものお部屋で手軽に森林浴。マイナスイオンたっぷりの空間で、癒やしの時間を過ごしてください。

(舘山由里)

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