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ハリウッドにおける女性の活躍は後退?米映画界でいま起きていること

  • 2024.2.27
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2023年に公開された女性が主役の映画は、商業的には大成功を収めた。だが、南カリフォルニア大学(USC)のシンクタンク、アネンバーグ・インクルージョン・イニシアチブ(AII)が行った調査結果によると、興行成績の上位100作品のうち、女性が主役の作品数は男性俳優とのダブル主演を含めても、わずか30本。2014年以降、最も少ない数にとどまっていた。

それら100本の映画のうち、有色人種の女性が主演の作品数は14本で、前年の18本から減少していた。ただ、この調査が開始された2007年にはわずか1本だったことと比べれば、大幅に増加していることになるという。

最新の結果について、調査責任者のステイシー・L・スミス博士は声明で、「この後退は、映画界に関わる少女・女性たちにとって悲劇的なこと」だとして、「過去14年にわたって前進を続けてきた映画産業におけるこの後退は、驚くべきものです。2023年が『女性の年』と言われていたこととは、正反対の動きです」と語っている。

AIIは、2022年には主役(ダブル主演を含む)に占める女性の割合が過去最高の44%を記録していたことからみれば、最新の調査結果は弁明の余地がない「業界の失態」だと指摘している。

ただ2023年7月に始まり、11月上旬まで続いた全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキにより、公開を2024年に変更せざるを得なくなった作品があることが、この“後退”につながったとの見方もある。

2023年の最大の大ヒット作となったのは、グレタ・ガーウィグ監督の『バービー』。ガーウィグ監督が脚本を共同執筆し、マーゴット・ロビーが主役を演じプロデューサーも務めたこの作品は、世界興行収入が14億ドル(約2100億円)を超え、年間最大のヒット作になると同時に、興行成績でも過去の女性監督の作品のなかで第1位となっている。

それでも、報告書の著者らは次のように述べ、映画界における女性の立場の問題は、1作の映画で解決し得るものではないことを明確にしている。

「1本の作品が、業界全体の前進を表すことはできません。また業界の受容性を、ひとつの作品が高めるわけでもありません」
「今年の調査結果が示すのは、ダイバーシティ(多様性)とインクルージョン(受容性)に対する取り組みへの業界の関心が、薄れていることです」

(サンディエゴ大学による)別の調査結果では、女性が監督する作品自体も減少していることも明らかになっている。2023年は、興行成績の上位100作品のうち、女性が監督を務めた作品の割合は16%となり、前年の18%から減少していた。

スミス博士はこの結果について、「女性監督の割合は、過去15年半以上の間に、10ポイントも増加していない」と指摘している。

From ELLE UK

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