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「スマホを見ながら食事すると太る」って本当? 摂るカロリーは同じでも危険なワケを管理栄養士が解説

  • 2024.2.23
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「スマホを見ながら食事すると太る」というのは本当でしょうか? 真偽と考えられる理由について、わかりやすく解説します。
「スマホを見ながら食事すると太る」というのは本当でしょうか? 真偽と考えられる理由について、わかりやすく解説します。

Q. 「スマホを見ながら食事をすると太る」って本当ですか?

Q. 「家で食べるときも外食するときも、一人で食事を済ますことが多いのです。静かだと寂しいので、ついYouTubeやSNSなどを開いてしまいます。

最近『スマホを見ながら食事をすると太る』と聞いたのですが、本当でしょうか? 行儀はよくないかもしれませんが、摂るカロリーが同じなら『太る』ということはない気がするのですが……」

A. 「ながら食べ」は太ります。意識が食に向かないことも一因です

「ながら食べは太る」というのは、マナーを正すための俗説のように思われるかもしれませんが、実は本当であるという論文が発表されています。

論文内で紹介されている研究によると、ダイエット中の女性に歩きながらシリアルバーを食べてもらい、その後にスナックを食べてもらったところ、歩かずにシリアルバーを食べた他の被験者よりも、スナックを食べる量が多かったそうです。

単純に「運動をした分、おなかがすいた」という可能性も無視できませんが、考えられる原因の一つとして興味深いのが、歩きながら食べたことで「食べた」という意識が低くなっているのではないかという点です。

誰でも覚えがあると思いますが、スマホに限らず、何かをしながらした行為はあまり記憶に残りません。

意識が分散されてしまい、食べている物や食べていることに意識が向かない分、噛む回数が減ったり、だらだらと食べてしまったり、食べた満足感を得にくくなって間食につながりやすくなったりと、食べる行為全体がいい加減になってしまうことも考えられます。

ご質問の通り、スマホを見ても見なくても同じ食事から摂るカロリーは変わらないのは確かですが、食べ方や、その後の間食や食事量に影響する可能性があるのです。

「スマホを見ながら食べると、食事に対する意識や満足度が下がるかもしれない」ということは覚えておいた方がいいかもしれません。

■参考
・Distraction, restrained eating and disinhibition: An experimental study of food intake and the impact of ‘eating on the go’(英語)(Journal of Health Psychology)

平井 千里プロフィール

メタボ研究を行いエビデンスに則ったダイエットを教える管理栄養士。小田原短期大学 食物栄養学科 准教授。女子栄養大学大学院(博士課程)修了。前職の病院での栄養科責任者、栄養相談業務の経験を活かし、現在は教壇に立つ傍ら、実践に即した栄養の基礎を発信している。

文:平井 千里(管理栄養士)

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