「あれ、待って」「それなら説明がつく」するどい質問に作者が回答『薬屋のひとりごと』登場人物のヒミツ

大陸の中央に位置するとある大国。その国の帝の妃たちが住む後宮に一人の娘がいた。名前は、猫猫（マオマオ）。花街で薬師をやっていたが、現在は後宮で下働き中である。人間には興味がないが、毒と薬の執着は異常、そんな花街育ちの薬師が巻き込まれる噂や事件―。
猫猫に負けて、緑青館の妓女を身請けすることになった羅漢。華やかな女たちが並ぶ中、羅漢が梅梅の手を取ろうとした時、彼女が開けた扉から歌声が聞こえてきて……。一方、壬氏の家に呼ばれた猫猫は、羅漢の悩みと猫猫に執着する理由、そして父親に対する複雑な感情を語る。それから数日後の夜、城壁の上で美しく舞う猫猫の姿があった。

羅漢の鳳仙への想いの結末は…

猫猫から贈られた、枯れても美しい青い薔薇を見つめていた羅漢。今まで「娘と一緒にいたい」とただそれだけを願っていた羅漢でしたが、猫猫との勝負に負けたため、緑青館の妓女を身請けすることに。
どんな美しい妓女も碁石にしか見えない羅漢は「それならばよくしてくれた梅梅に報いても…」と手を取ろうとしますが、梅梅は「選ぶならちゃんと選んでくださいね」と突然扉を開けます。その扉の奥から聞こえてきたのは…！

「はっ…」と、それが鳳仙の歌声であることに気付いた羅漢は、一目散に駆け出します。病で変わり果ててしまった鳳仙でしたが、羅漢の目には昔と変わらず美しく映っていました。やり手婆の反対を押し切り「この女で頼む」と身請けは鳳仙を選ぶことに。

印象的に描かれていた鳳仙花には「燃えるような愛」という花言葉があるんだとか。
不器用ながらも一途に想い続けた鳳仙への愛が実る場面には涙する人も続出。自身の想いを伏せて鳳仙へと導いた梅梅も、梅梅を気遣うやり手婆も、みんなの愛が交差する切なくも温かいシーンでした…。

ちなみに、やり手婆がなぜ鳳仙を保護しているのか不思議に思っていた人もいるかもしれません。作者である日向夏先生は、自身の質問箱で「鳳仙を産んだのってやり手婆ですか？」と聞かれて「するどいですね」と答えています。猫猫を陰で心配していた様子が描かれたこともありましたが、そういうこと…！？SNSでは「それなら説明がつく」「あれ、待って」と驚きの声があがりました。

語られる猫猫の複雑な感情

一方壬氏の元へ戻った猫猫は、「嫌いであっても恨んではいません」という、父への複雑な感情を語りました。「妓女の合意がなければ子は孕まない。産んだのはその意思があったからでしょう。」「むしろ謀られたのでは…」と、両親の互いへの愛を理解していた様子の猫猫。
嫌いであったにも関わらず、羅漢と鳳仙の再会を願い、時を経て再び出会わせた猫猫にも胸を打たれましたね。

数日後に梅梅から届いた荷物には、誰が誰に身請けされたかが書かれた手紙と、身請けされる人を見送るための美しい布帛が入っていました。その夜猫猫は、城壁の上で花街の宴を見ながら、身請けの夢が叶った両親を美しい舞で見送ります。その姿を後ろから見ていた壬氏。

最後は、舞によって足の傷口が開いてしまった猫猫を抱き抱え急いで運ぶ壬氏。そんな中猫猫が「どうしても言わなくてはいけない大切なことが…」と意味深な顔で壬氏に訴えかけます。「壬氏様」と猫猫がウルウルとした瞳で最後に放った言葉とは…。

ついに最終回を終え、SNSでは「ボロボロ泣いた」「号泣」といった投稿も多く、涙なしでは見られなかった人が多かったようです…！一時は憎しみすら感じられた関係も、いろいろな形の愛情が見られて感動しましたね。
最終回にロスを悲しむ声もありましたが、なんと2025年に第2期の放送が決定したことが発表されたことで、2期への期待の声も多く上がりました！この先の猫猫の物語も気になりますね！

 

薬屋のひとりごと
［タイトル］#24『壬氏と猫猫』
［配信日時］2024年3月25日
［番組URL］https://abema.tv/video/episode/19-174_s1_p24
大陸の中央に位置するとある大国。その国の帝の妃たちが住む後宮に一人の娘がいた。名前は、猫猫（マオマオ）。花街で薬師をやっていたが、現在は後宮で下働き中である。人間には興味がないが、毒と薬の執着は異常、そんな花街育ちの薬師が巻き込まれる噂や事件。壬氏からどんどん面倒事を押し付けられながらも、仕事をこなしていく猫猫。稀代の毒好き娘が今日も後宮内を駆け回る。

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【(C)日向夏・主婦の友インフォス／「薬屋のひとりごと」製作委員会】
ABEMA放送情報：
『薬屋のひとりごと』の最新話は、「ABEMAアニメチャンネル」にて毎週土曜日夜26時30分よりを無料放送。放送後1週間、最新話を無料で視聴できる。

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