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ママたちは賛否両論!? 小学校の給食着は「アイロンがけ」するべきか

  • 2016.2.3
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【ママからのご相談】

学校の給食着のアイロンがけが大嫌いです。

息子が給食当番になると、その週末は給食着を洗って、アイロンがけをして返しています。

毎回とても面倒臭い思いをしているのですが、同級生のママの中には“アイロンがけをしていない派”もいることを最近知りました。

私が小学生の頃、私の母親がいつもアイロンを掛けてくれていたので、私も当然のようにアイロンをかけているのですが、する必要のないものであれば正直したくありません。

一番嫌いなのは、給食着の帽子です。ゴムが入っているし、丸い形をしているし、どのように掛ければ正解なのかもわからないまま、なんとか形にして返している状態です。

●A. 多くのママが悩む“アイロンがけ”! その意識に拍車をかける給食着問題についても考えましょう!

ご相談ありがとうございます。ママライターの木村華子です。

2013年7月、石けんや洗剤の老舗メーカー『花王』は、首都圏に在住する20代〜60代の既婚女性に対し行った『最近のアイロンがけの意識と実態調査』の結果を発表しました。

このアンケート調査によると、アイロンの所有率は92%と、かなり多くの家庭がアイロンがけをしている反面、「アイロンがけが好きだ」と答える主婦がわずか7%しかおらず、「しなくちゃいけない家事だけど、本当はやりたくない」 と感じている方が大半であることが浮き彫りとなる結果に。

たまにやってくる子どもの給食当番で「めんどくさいー!」とストレスを抱えるママが大勢いらっしゃることは容易に想像できます。

かくいう私も、その一人。

日曜の夜に「忘れてた!」と思い出し、いそいそとアイロンを引っ張り出して……。

面倒でも「キレイな給食着を持たせてやらなきゃ」という使命感で乗り切っている次第です。

果たしてこれは義務なのか? そして、正しい帽子のアイロンがけの方法とは?

今回は、アイロンがけの苦手意識に拍車をかける給食着問題について考えてみましょう。

●“給食着はアイロンがけして返す”は義務? マナー?

私の子どもたちが通う小学校では、入学当初に『給食着はアイロンがけして返すこと』とお達しがありました。

また、相談者様と同じく私の子ども時代も、給食着は週末に持って帰り、親がアイロンがけをしてくれていましたので、それが当然であるとも感じています。

ところがこの常識、小学校ごとに異なっている様子。

学校によってはアイロンがけについての通知がなく、保護者の判断に委ねられているケースもあるようです。

そうなれば、“アイロンがけする派”と“しない派”が生まれるのは当然でしょう。

こう言っては元も子もありませんが、どちらが正しいかも保護者に委ねられます。

“する派”と“しない派”の意見を紹介いたしますので、学校からの指示がない場合の参考にしてみてください。

●アイロンがけ“する派”の意見

・『自分が子どものころ、親がアイロンがけをしてくれなかった。低学年ごろは何も思わなかったけど、高学年になるころにはそれを大変みすぼらしく惨めに感じていた。自分の子どもには同じ思いをさせたくない 』(30代・小2のママ)

・『アイロンの熱で殺菌する意味もあると聞いた。給食着はみんなで使い回すものだから、ばい菌が給食に混入しないようにみんなで意識することは大切だと思う』(30代・小1のママ)

・『給食着は私物ではない。借りているもの。借りたものを返すときは、きれいに洗ってアイロンがけをするのがマナー だと思う。正直、アイロンがけをしていない家庭は民度が低いと見下してしまう』(30代・小5のママ)

●アイロンがけ“しない派”の意見

・『今までアイロンがけせずに返しているけど、先生からは特に何も言われていない。本当に必要なのであればお知らせがあるはず 。必要もないことに時間を割くほど暇じゃない』(20代・小1のママ)

・『アイロンがけするものだということ自体、初耳。当番のときにはきれいに洗って、畳んで返している。目立ったシワもないし、これまで問題なく過ごせているので、するつもりはない。子どもに「してほしい」と言われれば考える』(30代・小3のママ)

・『共働きだし、正直今抱えている仕事・家事で手一杯。そもそもアイロンがけが苦手 で、下手に自分がアイロンがけするくらいなら洗っただけの方がきれいなんじゃないかとも思う。変なところに折り目とかつけそうで、そっちの方が子どもに恥をかかせそう』(30代・小4のママ)

マナーを重んじればアイロンがけはするべきでしょう。

しかし、ご家庭の状況によってはそれを「簡単ではない」と感じる方も少なくありません。

ママは家事に育児に大忙し……。新たな作業が生まれることにアレルギーを感じる気持ちもよくわかります。

給食着のアイロンがけには、マナーや見た目だけでなく“殺菌する目的”もあるようです。

給食着は、大勢が口にする給食に携わる給食当番の子どもたちが身にまとうもの。

そう考えれば、やはりアイロンがけは重要な役割を担っているのかもしれません。

●給食着の帽子、アイロンがけの正解は?

給食着の帽子のアイロンがけに困惑するママは少なくないでしょう。

そもそも帽子にアイロンがけをする機会はそうそうありませんので、自信を持って正解を答えられる方は少なそうです。

帽子のアイロンがけには、『まんじゅう』 と呼ばれる丸いアイロン台を使用します。

帽子の内側にまんじゅうをセットすることで、丸みのある形でもきれいに仕上がる仕組みです。

「給食着だけのために『まんじゅう』を購入するの……?」という方へ。じつは、自宅のぬいぐるみやタオルで代用も可能です。

数枚のタオルを丸めて、ちょうどいい硬さやサイズに調節すればOK。球体のぬいぐるみがあれば、ぬいぐるみをタオルで包んで、まんじゅうとして活用してみてください。

●実はみんな上手になりたい、アイロンがけ……

上記で紹介した花王によるアンケート調査では、「綺麗にアイロンがけできると気持ちいい」という主婦が20代で94%、30代で91%もいらっしゃいました。

さらに、「もっと上手にアイロンがけできるようになりたい」という方は20代で97%、30代で88%も!

もしかすると、主婦にはびこるアイロンがけへの苦手意識は「上手になりたいのにできない」 というジレンマからスタートしているのかもしれませんね。

「できない」を「できる!」に変えることができれば、苦手な家事を減らすことにもつながるのではないでしょうか。

【参考リンク】

・最近のアイロンがけの意識と実態調査 | 花王(http://www.kao.co.jp/lifei/info/130726/index.html)

●ライター/木村華子(ママライター)

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