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働くプレママの強い味方! 産休中の生活費を支える「出産手当金」の知識

  • 2016.2.3
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【ママからのご相談】

こんにちは。初めて相談します。春に出産予定の新米ママですが、出産に関するお金のことで分からないことがあります。

働いている人は出産手当金がもらえると聞いたのですが、どういうお金で、どこに申請したらいいのですか?

ちなみに私はずっと正社員として働いています。

●A. 産休に入っても安心! 働くママの生活費を支える『出産手当金』。

はじめまして。ファイナンシャルプランナーの小澤美奈子です。

仕事を続けたいママにとって出産や育児で休業しなければならないのは、人によっては生活費などの金銭面でツラくなるものです。

でも、今は働くママたちを応援するさまざまなお金の助成制度があります。

今回はその中の一つ『出産手当金』 についてご紹介したいと思います。

●『出産手当金』とは?

働いているママが出産をする場合には『産前産後休暇』 、いわゆる“産休”を取得します。

これは労働基準法で決められた休みのことで、会社は産前6週間、産後8週間は出産するママを働かせることができない、という決まりになっています。

そのため、出産するママは安心してお休みが取れます。しかし、そこで問題になるのが、産休中の収入です。

法律では産休中のお給料については触れていないため、どうするかは働いている会社の判断になっているようです。

産休を有給扱いにしている職場があれば、無給にしている所など、対応はまちまちなのが現状です。

そこで必ず活用したいのが『出産手当金』。これは健康保険に加入しているママがもらうことができる お金です。

ちなみに、国民健康保険に加入している人や、パパの扶養になっている人は残念ながらもらえません。

●いくらもらえるの?

出産手当金としてもらえるお金の計算式は“標準報酬日額×2/3×産休の日数” となっています。

具体的に月給25万円の人の例で確認してみましょう。

月給25万円の人の標準報酬日額は8,333円(25万円÷30日)となります。

この8,333円を上記の計算式に当てはめると、約54.4万円が出産手当金としてもらえます。

【計算式:8,333円×2/3×98日(産前42日+産後56日)】

●いつどこに申請するの?

出産手当金は産休開始の翌日から2年以内に申請することができます。

申請する場所は会社の総務や人事部、または健康保険組合になります。

必要書類の確認も含め、早めに問い合わせをしてみましょう。

●いつもらえるの?

出産手当金がもらえるのは、申請してから1~2か月後になります。

つまり、申請してからもらえるまでは時間がかかるということです。

手当金の使い道はその時間を考慮した計画を立てると良いでしょう。

働くママがもらえるお金『出産手当金』。もらい損ねがないよう、今回ご紹介した内容を参考にしてみてください。

【参考リンク】

・出産手当金について | 全国健康保険協会(https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g6/cat620/r311)

●ライター/小澤美奈子(ファイナンシャルプランナー)

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