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2016年4月に自由化! 「電力会社選び」で注意すべきポイント3つ

  • 2016.2.1
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【ママからのご相談】

今年、電気の会社が選べるようになると聞きました。はっきり言ってよくわからないのですが、何にどう注意して選べばよいのでしょうか?

●A. 注意すべきポイントをおさえて、お得になる業者とプランを選びましょう。

パパライターの矢山ユースケ@育休中です。

いよいよ2016年4月、家庭などに向けた電力小売が全面自由化となります。

これまで電気はその地方の電力会社としか契約できませんでしたが、電力自由化以降は、新規参入を含めた電力小売事業者から自由に選ぶことができるようになります。

家計の面からすると、「多数の電力小売事業者間の競争によって電気料金が安くなる!」との期待がかかります。

しかしながら、お得になるポイントを見誤ってしまうと、かえって割高になってしまう可能性があります。

●電力会社を選ぶ際に注意したいポイント3つ

では、実際に電力会社を選ぶ際、最低限どのようなことに注意したらよいのでしょうか。

●(1)契約年数縛りがあるかどうか/解約時違約金があるかどうか

これらは、携帯電話やインターネットプロバイダー などの契約時に発生するものと同じイメージです。

“長期契約を結ぶと安くなる”ことをうたっている場合、年数縛りは当然のこと、解約時違約金がセットでついてくると考えてよいでしょう。

●(2)セット割引の対象との関係について

「ガスと同時契約で安くなる」「携帯電話と……」「ケーブルテレビと……」

というタイプの割引契約の場合、対象となるガス、携帯電話、ケーブルテレビなどを解約してしまうと、その割引が適用にならなくなる可能性が高いです。

上記(1)と関連するパターンとして、セット割引対象のサービスと電気契約の両方に解約違約金 が存在する場合、

「電気と携帯電話の解約月がズレていて、どちらもなかなか乗り換えができない!」

などというパターンが発生する可能性も考えられます。

●(3)使用量によって割引される場合

“使用量によって割引率が変わる”タイプの割引の場合、契約をしても割引にならない可能性があるので、注意です。

例えば、「3段階料金の3段階目にのみ割引」という割引プランだと、普段からあまり電気を使わず、2段階料金の範囲内で済んでしまっているご家庭の場合は、割引の恩恵が受けられません。

その他、「1日中エアコンをつけっぱなし」というご家庭が「夜間は電気代が安く、日中は高め」というプランを契約してしまうと、むしろ割高になってしまう可能性 さえあります。

●まだ時間はあります

まだ(2016年2月1日時点)4月まで時間はありますので、「お安くなります!」という宣伝文句に踊らされすぎず、情報を集めて、比較検討してじっくり考えて決めてくださいね。

【参考リンク】

・電力小売全面自由化 | 資源エネルギー庁(http://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/electric/electricity_liberalization/)

●ライター/矢山ユースケ(IT系パパライター)

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