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しょうゆまで!?オーストラリアでも定番の「グルテンフリー」

  • 2016.2.1
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オーストラリアのスーパーや食料品店で買い物をしていると、グルテンフリーと表示されたさまざまな種類の商品が並んでいるのを目にします。モデルや有名人が取り入れていることなどから話題になり、今では美容と健康を気遣うオージーたちの必須アイテムとして定着しました。そこで今回はオーストラリアのグルテンフリー市場についてご紹介します。

”グルテン”は粘りをもったたんぱく質の一種

©minoandriani - Fotolia.com

“グルテン”とは、小麦、大麦、ライ麦などの穀物から生成されるたんぱく質の一種の事。Glue (糊) が語源で、その名のとおり粘りを持ち弾力のある麺やパンなどを仕上げる性質があります。うどんやラーメンの麺、ピザ生地のもちもち感はグルテンのおかげということですね。しかしその一方、一部の人には食べた後に強いアレルギー反応を起こすことでも知られています。アナフィラキシー・ショックほどの命にかかわる程でなくても、摂取することで腸に軽い炎症を起こすこともあるようです。
テニス界で圧倒的な強さを誇るあのジョコビッチ選手もグルテンフリーを徹底していることで有名ですが、明らかに体の調子が改善した事を彼の著書でも語っています。一般的に報告されている効果としては、冷え性、むくみ、便秘の改善、PMSが軽くなった、などがあるようですが、小麦には体を冷やす作用があるため、それを避けたことで得られた効果とも考えられます。

意外と高い!?オージーの食への意識

スーパーなどで購入する食料品だけでなく、オーストラリアの都市部にあるレストランやカフェでは、グルテンフリーのメニューを常時揃えている店が多いです。また、アレルゲンを含む食材の使用情報をメニューやwebサイトで開示することがごく一般的に行われ、店を選ぶひとつの基準にもなっています。
オージーは食への関心が高く、レストランに入る前にそのお店のメニューをじっくりチェックしている姿をよく見かけます。日本のように写真入りのメニューはほとんどありませんが、その分ひとつひとつ料理の細かな説明文が書かれています。
私がオーストラリアに来たばかりのころ、現地のレストランでアルバイトしていたのですが、お店の前には常にメニューを配置、それだけを見に来る人も多かったです。食材や調味料についてスタッフに詳しい説明を求める姿もよく見られます。これは食に対して先進的な多国籍国家ならではの光景かもしれません。

パン粉からしょうゆまで!オーストラリアのさまざまなグルテンフリー商品

それでは、現地の人が利用するスーパーで簡単に手に入るグルテンフリー食品をいくつかご紹介します。それでは、現地の人が利用するスーパーで簡単に手に入るグルテンフリー食品をいくつかご紹介します。

【パン粉とシリアル】

・“Woolworths home brand” Gluten Free Bread Crumbs 350g $6.50

・“freedom foods” ACTIVE BALANCE BUCKWHEAT&QUINOA 350g $6.00

・“CAKEMARK” Brownies 8PK 200g $4.90

【チョコブラウニーとマカダミアショートブレッド 】

・“Butterfingers” macadamia shortbread 175g $3.95

・KIKKOMAN GLUTEN FREE Soy Sauce 250ml $5.00

【しょうゆとパスタ (普通のしょうゆには微量ですが小麦を使用しています)】

・BUONTEMPO GLUTEN & WHEAT FREE PASTA 500g $3.60

($1オーストラリアドル = 約86円 1/29 現在)

どれも私が時々購入する食料品でもあるのですが、ほとんどの食品は小麦の代わりに米粉を使用しており、触感はさっくりしておいしいです。ただ、パスタはやはり小麦の方が食感もいいですね。お値段は、グルテンフリー=特別高価な価格設定になっている事もなく、むしろ物価の高いシドニーではお手頃な価格といえます。

アレルギーの無い人へはその必要性についてまだ賛否両論あるのが現状ですが、興味のある方は自分の体調と相談しながら取り入れてみてはいかがでしょう。

山岡生香 (やまおか いくこ) 化粧品開発者 / i-Natural Beauty Sydney代表。1994年よりシドニー在住。医学博士・永田孝行氏に師事し、TN健康科学研究所にて人間の体の機能について学ぶ。2004年、無添加化粧品アイホワイトを開発、オーストラリアと日本で販売を開始。

文/山岡生香

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