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無理してない?悩んだ時こそ「とことん落ち込んだ方がいい」ワケ

  • 2016.1.31
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見た目も若々しく、肌もきれいで笑顔もステキ。いつもそんな女性でいられたらいいですよね。内面から輝いている人は、やりたい事や進むべき方向が自分の中で定まっていて、迷いがない状態です。

ですが時には、決めたはずの道について「果たしてこれで良かったのだろうか」と迷う日もきっとあるはず。

そこで今回は心理カウンセラーの筆者が、そんな風に落ち込んだ時に、自分を責めない方が成長出来るワケをご紹介します。

 

■プラス思考の人でも「動けない時」はあって当然

元気がありあまっていて力強く前進出来る時期は、ガンガン突き進んでいいと思うのですが、時として大きな壁にぶつかったり、誰かの言葉に心が折れてしまったり、ついうずくまってしまう事もありますよね。

そんな時は自信も無くして、ネガティブ思考ばかりが頭の中を回ります。

でも、こういう状態のご自分をどうぞ責めないでくださいね。むしろ時には、こういう時期も人間には必要なのです。みんなから追い抜かれて、落ち込んでその場にうずくまり、ちっぽけな自分が情けなくて恥ずかしくてやりきれない時。そんな時はそこにしばらくじっとしていればいいのです。体力を温存するために、こんな時こそ自分に優しい言葉をかけてあげて下さい。

 

■朝の来ない夜はない

しばらく休んで自分の弱さを嫌というほど思い知らされた後は、やがて開き直りが生まれることもあって「また少し動いてみようかな」と感じたりします。

そんな時は大きく深呼吸をして、思い切って一歩を踏み出してみて下さい。落ち込んで長い間かがみこんでいた人ほど、次の瞬間誰よりも高く飛び上がれる事もあるのです。なぜならかがんでいるという事は、一人だけ膝を曲げていた、という事だからです。それまでじっと耐えていた分、またステキな笑顔が戻ってくるに違いありません。

 

■向かい風に飛び乗れば「高く」飛べる

一方で例えば何か物事を進めようと一生懸命努力しているのに、何故か邪魔ばかり現れて、どうしても思うように事がはかどらない、という時期もあるかもしれませんね。

自分自身が意識的には成長を望んでいる反面、潜在的に本当にうまく行ってしまったらどうしよう、などと怖れの気持ちを抱いていると、このように邪魔になるような現象を引き寄せてしまう事もあります。

ですが、鳥は向かい風が吹いている時ほど、その風に乗って大きく高く羽ばたくのです。あなたの邪魔になっている人や事件は、実は未来に向けてあなたが空高く舞い上がるための向かい風なのかもしれません。

 

いかがでしたか? 世の中にはプラス思考の本が出回り、みんなが夢に向かって活き活きと歩いているかのように見えます。

プラス思考の本が多いのは、肯定的な思考に導かれた人の方が、基本的にハッピーでいられるからです。でも現実ではうまく行かない場面だって山ほどあります。だから落ち込みたい時は一人静かに落ち込めば良いのです。

いい時の自分も悪い時の自分も、全部素直で正直な素の自分です。大きな心で自分との対話を楽しんで下さい。結果的にその対話が心豊かな未来を作っていくことになります。

【著者略歴】

※ 波登かおり・・・チャージアップ代表・心理カウンセラー 1999年資格取得後事務所設立。後に波登カウンセリング学院・有限会社チャージアップ設立。2004年『チャージ療法』『チャージング』を発案、商標登録。『自己肯定観、人間関係プログラム』を確立。後にカウンセラー養成や派遣業務を経て、現在は個人事業として活動中。講演・執筆を通し「自分の元気の作り方」を提案している。講演は民間企業を始め、経済産業省、国土交通省、全国の商工会、大学や保育園など。著書に『ココロ磨き』ポプラ社、『1分間元気チャージ』幻冬舎。

【画像】

※ Syda Productions / shutterstock

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