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「冬土用」1月18日〜2月3日の期間中、縁起を担ぐ避けるべきこと&やるべきアクションを解説!

  • 2024.1.18

「土用」は日本独自の雑節で年4回もある

「土用」は日本独自の雑節で年4回もある
「土用」は日本独自の雑節で年4回もある

1月18日(木)〜2月3日(土)は「冬土用」の期間になります。土用とは、農作業を行ううえで季節の目安となる暦「雑節(ざっせつ)」の一つ。昔から用いられている暦として古来中国で生まれた二十四節気(にじゅうしせっき)がありますが、これだけでは十分に季節の変化を表せなかったため、日本独自に考えられたのが雑節です。

土が最も旺盛に動くという意味の言葉「土旺用事(どおうようじ)」を略して「土用」。この「土」には陰陽五行思想が関係しています。陰陽五行思想では、万物が木、火、土、金、水の5元素から成ると考えられおり、春は木、夏は火、秋は金、冬は水に属すると考えられています。ですがそうすると、土が残ってしまいますよね。

そこで、立春、立夏、立秋、立冬、それぞれの前18日間を土用とし、土の属する期間としたのです。なので、土用期間は年4回、合計で72日間。立春、立夏、立秋、立冬の日づけは固定ではないため、土用期間もその年によって異なります。2024年の場合、立春が2月4日になるので、そこから計算して2024年の冬土用は1月18日から2月3日になるのです。

「土用」期間にやると縁起が悪いことって何?

「土用」期間にやると縁起が悪いことって何?
「土用」期間にやると縁起が悪いことって何?

【土いじりや土を動かすことは避けたほうがいい】 土用期間には、陰陽道で土を司る「土公神(どくじん、どこうじん)」が土の中で過ごすとされています。この土公神は、季節によって居場所を変えるという特徴がある神様。ガーデニングや草むしり、井戸掘り、土木工事、増改築、地鎮祭などの土をいじったり地面を掘ったりする行為は、土公神の邪魔をすることになってしまうため避けたほうがいいとされています。

【新しいことは土用が終わってから】 土用期間は季節から次の季節に変わる境目となり、天候や気候の変化が激しいときです。体調を崩しやすい期間でもあるため、体力や気力を使うような新しいことはやらないほうがいいとされています。具体的には、結婚、起業、開業、転職、住宅購入などです。

【大きな移動はしない】 土用期間は地球の土台となる土が安定しないため、どの方位も縁起が良くないとされています。そのため、引っ越しや旅行など自分の居場所が大きく変わるようなことは避けるべきだと考えられています。どの方位も良くないのですが、特に縁起が良くないとされる方位が各季節にあり、それを「土用殺(どようさつ)」といいます。冬土用の土用殺は北東です。

【間日を利用すれば土いじりや旅行もできる】 そうはいっても、18日間も土いじりができなかったり大きな移動ができなかったりすると困る人も多いはず。文明も医療も進んだ現代社会では、参考程度に考えればいいでしょう。ただ、気になって仕方がないのなら「間日(まび)」を利用してください。間日とは土公神が土から離れて天へ行く日のこと。土公神がいないため、土いじりや旅行をしてもいいとされています。冬土用の間日は1月の18日、27日、28日、30日となります。

「土用」期間にやるといいことは?

「土用」期間にやるといいことは?
「土用」期間にやるといいことは?

【未の日に「ひ」がつく物と赤い食材をいただく】 夏土用の「丑の日」にうなぎを食べるといいといわれるように、それぞれの土用期間には食べると良いものがあります。冬土用は、「未の日(ひつじのひ)」である1月20日(土)と2月1日(木)に、「ひ」がつく食べ物と、赤い食材を食べるといいとされています。「ひ」がつく食べ物なら、ヒラメ、ヒラマサ、ひじき、ひよこ豆などがありますし、赤い食べ物なら、赤ピーマン、いちご、ビーツ、にんじん、クコなどがおすすめです。赤い食べ物というとトマトを思い浮かべるかもしれませんが、トマトは夏野菜で体を冷やしてしまう食材のため冬土用にはあまりおすすめしません。もしトマトを食べるのなら、火を通すレシピがいいでしょう。

【恵方参りをする】 自分の住んでいる場所から恵方にあるお寺や神社にお参りに行くことを「恵方参り(えほうまいり)」といいます。恵方とは、その年の福徳をもたらしてくれるとされる歳徳神(とくとくじん)がいる方位のことで、恵方参りは土用期間もしくはその前後に行くといいとされています。この方位は干支によって決まり、甲辰(きのえたつ)である2024年の恵方は東北東です。

ここで、「土用に遠くまで行くのは良くないんじゃないの?」と疑問を持たれた人もいるのではないでしょうか。恵方参りへ行く場所は自宅から750m以上離れた場所がいいとされるため、結構な大移動です。縁起を担いで恵方参りをしたいけれど、大きく移動することが心配な人は、間日を利用するか土用が終わってすぐに行くといいかもしれません。

自然の摂理に従って暮らしていた昔の人が考え出した「土用」という季節。時代が変わっても、この期間は季節の変わり目で体調を崩しやすいことは変わりありません。積極的に出かけたりせずに、自宅でゆっくり過ごすほうがいいのかもしれませんね。

(LASISA編集部)

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