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伝統的な和婚? 非日常の洋婚? 婚礼司会者が教える結婚式のスタイル選び

  • 2016.1.29
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人生の一大イベントといってもいい結婚式には、ベストチョイスで望みたいものです。「伝統的な和婚か? 華やかな洋婚か?」と迷う人も多いのではないでしょうか。

© sep07_naoko - Fotolia.com

「ライター」と「婚礼司会者」という二足のわらじをはく筆者が、挙式と衣装、演出それぞれのスタイルを紹介します。

■挙式スタイルを決めよう

必ずしも披露宴の演出と合わせる必要はありませんが、和婚か洋婚かを選ぶにあたり、挙式スタイルは大きなポイントとなります。各挙式の雰囲気やセレモニーについて見てみましょう。

・格調の高さとおごそかな雰囲気が味わえる神前式

日本古来より続く神前式は、雅楽の生演奏や三三九度など、伝統的なセレモニーがかないます。雅やかで厳粛な挙式をのぞむ方、また和装にこだわりたいという花嫁さんにはオススメのスタイルです。

教会式のようにバージンロードをエスコートしてもらうようなシーンはありませんが、親子の演出としては「紅差しの儀」や「末広の儀」があります。これは、最愛なる娘の支たくを整えることを意味する、あたたかなシーンです。

挙式後は、一生涯を同じパートナーと添いとげる鶴にあやかった「折り鶴シャワー」や「お菓子撒き」をするケースもよく見られます。

・トラディショナルな教会式

一番の人気を誇る挙式スタイルといえば、やはり教会式でしょう。生演奏の音色、ソリストやゴスペルの豊かな声量、雲の上を歩いているようなドライアイスによる演出など。さまざまな手法により、非日常を体感できます。

アニバーサリーにふさわしい挙式内容は、参列者にも深い感動を与えることでしょう。

近ごろは、花嫁の付きそい人として「ブライズメイド」演出を取りいれるカップルも多いとか。おそろいのドレスを身にまとった友人たちがはなやかさをプラスしてくれます。

■和装とドレス、どちらも着たい場合は?

和婚の場合は白無垢や色打掛を、洋婚の場合は純白のウエディングドレスやカラードレスを選ぶのが一般的ですが、衣装に関しては境界線があいまいとなっています。

どちらも着たいというのが花嫁の本音ではないでしょうか。お色直しでは、おもむきのことなる衣装を選んでもいいのです。

たとえば、白無垢のあとに、ウエディングドレスやドレスのシルエットに和の柄を取り入れた和ドレスを着るのもいいでしょう。ウエディングドレスのあとに、オーガンジー素材の和装を着るのも粋です。

オーガンジーの軽さとシースルー感は、和装でありながらも洋装のような気心地で色味も豊富。特別な日の一着だからこそ、こだわり抜いた衣装選びをしたいですね。

■進化しつづける挙式の演出

よろこびの席を飾る演出は、日進月歩。シーズンごとに新しい演出が生まれています。

一方、定番のセレモニーも健在です。和婚であれば「鏡開き」というゲスト参加型の餅つきが人気。参加型という点から一体感も深まります。もちろん、完成したお餅はその場でふるまうこともできるため、ゲストにも好評です。

洋婚であれば、遠隔操作で一斉に点火できる花火もステキ。「フラッシュモブ」と「プロジェクションマッピング」は、結婚スタイルを問わずジワジワと浸透してきています。

結婚式のテーマは、ゲストとともに楽しむこと。最近では「これまでの感謝とこれからもよろしく」の思いをこめて、ゲストによろこんでもらえる結婚式を望む新郎新婦が多いという印象です。

新郎新婦にとって晴れやかな日となる結婚式。ゲストとともに心に残る時間を過ごしたいものです。

(EKKO)

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