ビデオチャットが圧倒的？ 海外在住ママの「孫＆祖父母」交流アイデア

【ママからのご相談】

夫の海外赴任で、来月から海外で生活することになりました。今住んでいる自宅は実家にも義実家にも近く、月に2回は子どもを連れて両家に顔を出していたのですが、海外となるとそうはいきません。

海外にいても祖父母とコミュニケーションを気軽に取れるいいアイデアはありますか？ 教えてください。

●A. やはりビデオチャットが手軽で人気！

ご相談ありがとうございます。海外で育児中のライターなかやまあぽろです。

わたしは去年日本で娘を出産し、自宅のある海外へ戻ってからは、頻繁に実家とビデオチャットを使って連絡を取り合っています。

周りの日本人のママ友も多く利用していますが、なんと言っても孫の成長をリアルタイムで感じられるのが人気の秘密でしょう。

調査会社である株式会社イードの『年末年始以外に子どもを連れて帰省する頻度』の調査結果によると、半年に1回以上が29.5％、1年に1回以上が13.5％、それ以下が15％と、約半数以上の家族が孫と祖父母の対面の機会をあまり持てていない という結果でした（日本国内で小学生以下の子どもを持ち、かつ親と離れて暮らしている全国の200人に調査）。

今回は、海外で生活している6人のママさんにどのように祖父母と孫のコミュニケーションを取っているのか調査してみました。

日本国内でもご実家と離れていて、なかなかコミュニケーションが取りづらいというママさんも、ぜひ参考にしてみてくださいね。

●タブレット端末やスマートフォンでのビデオチャット

『タブレット端末を新しいものに買い替えたので、使わなくなった古いタブレットを実家の両親にゆずり、ビデオチャットを楽しめるようになった』（30代・女の子のママ）

『孫の成長を身近に感じられ、顔を見ながら会話ができるので本当に喜んでくれます。10分程度であれば、娘とわたしの両親が会話しているので、その間に用事を済ませられることもあります』（20代・女の子のママ）

6人の方が即座に挙げた回答は、リアルタイムでお互いの様子が分かる、ビデオチャット でした。

タブレット端末だけでなく、今や一人に一台は当たり前のスマートフォンでもアプリケーションをダウンロードして登録すれば、比較的簡単に始められるのも魅力ですね。

また以下のような、ちょっと困るな……という声もありました。

『義実家にビデオチャットのやり方を教えてから着信が頻繁にあり、料理中で手が離せなかったり、部屋を片付けていなかったりするときにかかってくると、焦ります』（30代・男の子のママ）

義実家とビデオがつながると気まずいときがある……というママさんたちは、かかってきそうなタイミングを予測して、事前にメールなどで都合をお知らせしておくのがポイントだそうです。

●スマートフォンのアプリケーションでの写真・ビデオの共有

『スマートフォンの写真・ビデオ共有アプリ は優秀。家族として登録した人にしか閲覧できないように設定できるし、自分の都合のよいタイミングに簡単に投稿できたり閲覧できたりするので、お互いに負担がかかりません』（20代・女の子のママ）

上記に挙げられたような、家族内での写真やビデオの共有アプリケーションを使用しているママさんは6人中3人と、意外に少ないのが印象的でした。

その理由として、両親側が登録までの操作が少し複雑でめんどうに思うからなどの理由でした。

ご実家に帰省される際には、ぜひ登録のお手伝いをしてあげて、コミュニケーションの幅を広げたいですね。

●メールや国際電話をかける・子どもの写真を送る

『両親は高齢なので、アプリケーションの操作を覚えるのに一苦労。教えても怖がって触ろうとしないので、最近はもっぱら国際電話 をかけてきてもらい、コミュニケーションを取っています』（30代・女の子のママ）

『ビデオチャットもいいけれど、月に1回は写真を添えて手紙を送っています。孫たちの成長アルバムを作るのが楽しみなんだそう』（30代・姉妹のママ）

以上のように、普及したとはいえ、ご両親がスマートフォンやタブレット端末などの操作が難しいケースがまれにあります。

国際電話は高額になりますが、携帯電話のメールに子どもの写真を添付したり、写真を現像して子どもに手紙を書かせて同封したりなど、工夫すればさらによいコミュニケーションが取れそうですね。

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海外に住んでいるからこそ簡単には会えないという気持ちから、両家の実家とのつながりがいっそう強くなったというママさんがほとんどでした。

余裕があれば在住している国へ両親を招待したり、子どもが大きくなったら一人だけで帰省させたりなどのサプライズも喜ばれるそうですよ！

【参考リンク】

・祖父母と孫のコミュニケーションに関する意識調査 | 株式会社イード（http://www.iid.co.jp/news/report/2013/1220.html）

●ライター／なかやまあぽろ（ママライター）