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自転車に乗れない! 「異常に臆病な子ども」の原因と克服のコツ

  • 2016.1.27
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【ママからのご相談】

小学校2年生の娘に関する悩みです。自転車の乗り方を教えているのですが、転ぶことを異常に怖がっています。

後ろから支えてあげると言っても、「どうせすぐに手を放しちゃうでしょ!」といって怖がっています。

お友達はとっくに乗り方を覚えてすいすい乗りこなせているのに、なぜうちの子はダメなのか悩んでしまいます。

このような臆病では、先々大丈夫なのか……小さいころに怖い経験をしたということは特に思い当たらないのです。

●A. 恐怖心を克服してチャレンジする姿勢を伸ばす!

ご相談ありがとうございます。ライターの渦マキです。

“自転車の乗り方をおぼえる”ということは誰でも一度は経験があることと思います。

筆者も相談者さまの子どもさんと同じ時期に自転車の練習をして1週間ほどで乗り方をおぼえました。

やはり母親に荷台を支えてもらい、ヨロヨロしながらこいでいました。

そのうちに母親は荷台から手を放すだろうとは気づいていましたから、すぐにこぐのをやめてしまい、「怖い! もうヤダ!」などと言って親を困らせたものです。

親もどうしたものかと頭をかかえていたようです。

私に、「ほんとに度胸がないよね。○○子ちゃんはすぐにおぼえられたんだよ……」とキツいひと言。

近所の1歳上の子と比べられ、相当自信をなくしてしまいましたね。

●怖くてもやり遂げる子とそうでない子の違い

経験したことがないことに対して、不安や恐怖心をおぼえることは誰でも同じもの。

違いは、「怖くても、頑張ってやりとげるぞ!」という気持ちがあるかどうか……この気持ちこそ“自己肯定感” です。

自己肯定感が強い子どもは、どんな困難なことにでも挑戦する力(パワー)を備えているので、恐怖心があっても果敢にそれに打ち勝って前に進んでいくことができます。

●自己肯定感は普段の親の言葉が影響します

前向きな子どもに大切な“自己肯定感”はどのように身に付くのでしょうか。

実は、日常生活での子どもへの声がけ がとても大切になってきます。

【自己肯定感をのばすためにNGな言葉】

・○○しなきゃダメでしょ!

・また○○してない!

子どもを注意するときなどに、親が否定的な言葉を使うことで、「自分はダメな子なんだ」「何度言われても自分はできない子だ」という自己否定的な思考 に陥ってしまいます。

今にして思えば、先にお話しした筆者の経験談で母親が口にした言葉も、子どもを自己否定に向かわせるようなNGワードでした。

「度胸がないよね」といわれてしまえば、子どもは、「自分はできない子」という思考に至ってしまうからです。

だからこそ、当時の筆者はかなりヘコんでしまったワケです。

できていることを見つけて褒める方向に持っていき、「小さいころ、三輪車をこぐのがとっても上手だったんだから、必ずできるはずよ!」といった言い方にすべきでした。

相談者さまも、他の子どもさんと娘さんを比べないようにしてください。

そして、日常生活での娘さんへの言葉がけをもう一度見直してみましょう。

【参考文献】

・『PHPのびのび子育て2016年3月号』PHP研究所

●ライター/渦マキ(フリーライター)

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