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『ホビット』イアン・マッケラン、同性愛者の俳優は「軽視されている」と発言

  • 2016.1.27
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『ホビット』や『X-MEN』といった人気シリーズに出演するイアン・マッケラン。以前から同性愛者であることをカミングアウトしており、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)の権利を訴える団体Stonewallの創設メンバーでもある彼が、ハリウッドにおける同性愛者に対する差別を訴えている。

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現在ハリウッドではアカデミー賞ノミネートをきっかけに、同業界における人種差別を問う声が高まり、ダイバーシティ(多様性)を求める動きが起きている。そんな中、イアンは英Skyに対し、「現在、ハリウッドに投げかけられている不満には全く同感だね。映画業界で軽視されてきたのは黒人だけじゃない。かつては女性もそうだったし、今では同性愛者ももちろん同じ目に遭っている。今回起きた不満は全くもって正当なもので、アカデミー賞協会は対応しなければならない」とコメント。

イアンはさらに英Gurdian紙のインタビューでも、業界におけるLGBTへの偏見について言及。「同性愛者だと公言していてオスカーを獲った俳優はいない。偏見のせいなのか、単にチャンスがなかったのか気になるね」と口にした。

また、これまでに同性愛者を演じてアカデミー賞主演男優賞を手にしたトム・ハンクス(『フィラデルフィア』)、フィリップ・シーモア・ホフマン(『カポーティ』)、ショーン・ペン(『ミルク』)のことを「実に賢かったね」と表現。「それなら、私はストレートの男性を演じれば受賞できるのかな?」と続けた。

イアンはアカデミー賞において、1999年に『ゴッド・アンド・モンスター』で主演男優賞に、2002年には『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間』で助演男優賞にノミネートされていた。2度の候補時に授賞式で着たジャケットのポケットには今も受賞スピーチの原稿が入っているそうで、彼は「同性愛者を公言している俳優として初めてオスカーを受賞したことを誇りに思います」と、その一節を引用。「どちらの場合も、原稿をポケットにしまわなければならなかったがね」と、受賞してスピーチを披露する機会に恵まれなかったことを残念がった。

先日発表されたノミネートの俳優カテゴリーをすべて白人が占めたことをきっかけに、ダイバーシティが欠けていると、業界内からも批判を浴びているアカデミー賞協会。今月22日(金)、会員のほとんどを白人男性が占めている現状や現行の投票スタイルを2020年までに改善することを同協会は発表したが、これにより同性愛者にとっても事態が好転するだろうか。(海外ドラマNAVI)

Photo:イアン・マッケラン
(C)Izumi Hasegawawww.HollywoodNewsWire.net