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美容師が教える!スキル別「ヘアアイロンの適正温度」とは

  • 2016.1.26
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大人女子の必需品“ヘアアイロン”。最近では180℃以上の高温設定が可能なものや、低温でもクセがつくものなどのプロ用商品も多く流通しています。とはいえ、ヘアアイロンは熱でクセをつけるため、正しい使い方をしないと髪を傷めてしまう可能性が!

そこで今回は、現役美容師である筆者が、ヘアアイロンが髪に与える影響とスキル別の適正温度についてご紹介します。

 

■ヘアアイロンが「髪に与えるダメージ」3つ

(1)熱による“炭化”

髪の毛と同じ“タンパク質”でできている卵をイメージしてみてください。卵焼きをつくるとき熱を加えて形成していくことからもわかるように、タンパク質は熱を与えると変化し固まります。

これを“タンパク変性”といいます。実は、ヘアアイロンでアレンジするときも同じように、タンパク質である髪に熱が加わり“タンパク変性”が起こることでクセがついているのです。

また、卵にある一定以上熱を与えると焦げてしまうように、髪の毛も熱を当てれば当てるほど焦げていきます。この現象を“炭化現象”といい髪の毛が灰になってしまうのです。

しかも、タンパク変性は一度起こってしまうとともとには戻せないので、熱を与えるときは必要以上に傷まないように注意する必要があります。

 

(2)水蒸気爆発による“破裂”

髪の毛を十分に乾かさずアイロンをすると“ジュージュー”という音がしませんか? 実はあの“ジュージュー”という音は、髪の毛の中で水蒸気が爆発している音なんです。これを水蒸気爆発といいます。

水蒸気爆発が起こると髪の毛が破裂し穴ぼこだらけになり痛んでしまいます。アイロンを使用する前は必ず乾かした状態で使いましょう。

 

(3)プレスによる“損傷”

意外と美容師の中でも知らない方が多いのですが、過度にプレスすると髪が潰れてしまったり引っ張られてしまうことにより髪の毛の中の構造が損傷してしまいます。

伸ばそうと思って過度なプレスを続けるとダメージの原因になるので、適度なプレスを心がけてください。加減がわからない方は美容師に相談してみましょう。

 

■スキル別!ヘアアイロンの「適正温度」とは

ストレートにするにしても、カールをつけるにしても重要なのは“温度”。低温になればなるほど髪は傷みにくくなりますが、その分ストレートやカールがつきにくいためセットが難しくなります。自分のスキルに合わせて、温度を調節していきましょう。

●初級編:まずは180℃から

高温だとカンタンに髪の毛にクセづけができるので、まだ慣れていない方は180℃がオススメです。しかし、何度も同じ場所に使用すると髪のダメージの原因になってしまうので、短時間で仕上げましょう。中には、200℃まで上がるヘアアイロンもありますが180℃で充分です。

●中級編:慣れてきたら160℃に

180℃で慣れてきたら温度を10℃づつ下げていきましょう。少しづつ温度を下げ続けることにより、段階的に慣れていくことができるのでチャレンジしてみてください。

ただし、低温でも同じところに何度も使用したり、長時間使用していると高温と変わらなくなってしまいますので短時間を心がけましょう。

●上級編:目指せ!150〜120℃

この温度でうまくクセをつけるのはなかなか難しいと思います。できる方はスゴ腕です! ブローローションやスタイリング剤などを活用しましょう。

 

いかがでしたか? ヘアアイロンは低温になればなるほど、髪にダメージを与えにくくなります。練習すれば、温度を下げてもうまく巻けるようになりますよ。髪へのダメージを減らしながら、ヘアアレンジを楽しんでくださいね!

【著者略歴】

※ 小泉順一朗・・・ 美容師。都内美容室勤務を経験後、22歳で40年の歴史を持つ美容室を引き継ぎ『Total beauty kawada 川田美容室』を設立。数々のコンテストで県優勝、全日本選手権では入賞経験をもち、現在も全国を飛び回り日々レベルアップに務めている。お 客様が美容室・ヘアスタイルが楽しくなるサロン作りをコンセプトとしており、ブログLINEなどでも日々のケアなどを発信、アフターフォーローにも務め ている。

【画像】

※ gpointstudio / shutterstock