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イドリス・エルバ、英国議会でTVの改革を求めるスピーチ

  • 2016.1.21
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『刑事ジョン・ルーサー』や『ビースト・オブ・ノー・ネーション』に出演しているイドリス・エルバが、英国のTVにダイバーシティ(多様性)が欠けていると訴えるスピーチを、同国の議会にて1月18日(月)に行った。米Hollywood Reporterなどが伝えた。

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『THE WIRE/ザ・ワイヤー』(米HBO)のストリンガー・ベル役でブレイクし、その後、『刑事ジョン・ルーサー』(英BBC)の主演でスターダムにのし上がったイドリスは、100人以上の議員やTV局重役の前で、黒人俳優に十分な機会が与えられていないと訴えた。

「TVに出演している人は、多くの場合、現実の人間とは異なるものです。そして、TV番組を作る人と見る人の間には、もっと大きなギャップがあります。TV業界で生計を立てている私にはよく分かっています。リアリティ番組はたくさんあるけれど、TVは現実にまだ追いついていません」と、イドリスは述べている。

イドリス自身、"親友"や"刑事の相棒"にとどまらない、大きな役をつかみ取るには、米国に移らなければならなかった、ということだ。

「英国では主役を得られない、私を主役として見る想像力がTV業界にない、ということは分かっていました。『刑事ジョン・ルーサー』といった英国のドラマで主演を務めたいと思ったら、まずアメリカのような国に行かなければならなかった。TVに自分自身を投影できなかったから、私はTVを見るのをやめた。そして、外に出て行って自分自身がTVに出ることにしたのです」と続けるイドリス。

同じようなことを、イドリス以外の黒人俳優も過去に述べている。例えば、デヴィッド・ヘアウッド(『HOMELAND』)は、「『HOMELAND』が英国で作られていたら、自分に役が回ってくることはなかっただろう」と発言。また、デヴィッド・オイェロウォ(『グローリー/明日への行進』)は、「キャリアを伸ばすには、アメリカに渡るしかなかった」と話している。

折しも、米アカデミー賞においても、俳優のノミネート枠を白人が独占したことから、映画監督のスパイク・リーや女優のジェイダ・ピンケット・スミスは授賞式に出席しないと発言したことが話題になっている。ダイバーシティは、英米のエンタメ界で今まで以上に大きな関心事になりつつあるようだ。(海外ドラマNAVI)

Photo:イドリス・エルバ
(C) Izumi Hasegawa/www.HollywoodNewsWire.net