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世界屈指の現代建築の都市、スイス・バーゼル。

  • 2016.1.20
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ヘルツォーク&ド・ムーロンのヴィトラ・ハウス(2010年)。©Vitra

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世界の見るべき建築&アート特集、第三弾では、現代建築とアートが彩る街、スイス・バーゼルとドイツ南西部にある建築ファンあこがれの地「ヴィトラ・キャンパス」を訪ねる。

名建築家たちの作品が集結した壮大なショーケース。

ドイツで最も南西に位置する町 ヴァイル・アム・ラインにある「ヴィトラ・キャンパス」は、建築ファンなら一度は訪れてみたい現代建築の壮大なショーケース。スイスの家具メーカー ヴィトラ社の広大な工場敷地内に、1989年、フランク・O・ゲリーによる「ヴィトラ・デザイン・ミュージアム」が完成した。その後90年代に入って、建築界の巨匠たちがデザインした建物が次々と建てられ、現在ではフランク・O・ゲリー、ザハ・ハディッド、安藤忠雄など、錚々たる面々による14の建築物がキャンパス内に点在する。これだけの建築物が一堂に会する場所は、世界的に見ても稀有。さらに建築物以外にも、デザイン家具から現代アートまで数千点の所蔵品が展示されている。巨匠たちの偉大な創造性は、多忙な日々で低下気味の発想力を刺激してくれるのでは。ヴィトラ・キャンパス(Vitra Campus)
Charles-Eames-Str. 2, D-79576 Weil am Rhein, Germany

TEL/+49-7621-702-3500

E-mail/vitrahaus@vitra.com

https://www.vitra.com/en-gb/campus

ヴィトラ・キャンパスはドイツ国内にあるが、アクセスはスイス・バーゼルからのバスのほうが便利。キャンパスに到着したら、まずは建築ガイドツアーに申し込む。英語またはドイツ語の解説付きで、所要時間は約2時間。新国立競技場の一件ですっかり有名になったザハ・ハディドの処女作「ファイヤー・ステーション」や安藤忠雄にとっての初めての海外作品「カンファレンス・パビリオン」などの貴重な建築を巡りながら、詳しい解説を聞くことができる。通常は一般客に開放していない内部も、ツアーに参加すれば見学可能。ヘルツォーク&ド・ムーロンの設計による「ヴィトラ・ハウス」は、ヴィトラ社が扱うデザイン家具のショールーム。家をいくつも積み上げたようなユニークな構造を活かして、“家”ごとに異なるテーマが設定され、それぞれのテーマに合わせてセレクトされたおしゃれでスタイリッシュなインテリアが展示されている。

ガイド付きツアーで現代建築の魅力をじっくりと学ぶ。

街中に現代建築の傑作があふれるバーゼル。

毎年世界最大級の現代アートフェア「アート・バーゼル」が開催されるスイスのバーゼルは、ヨーロッパ屈指の建築とアートの街。駅の観光案内所には、市内と近郊を合わせて70ヶ所を超える見どころをピックアップした建築ガイド「アーキテクチャ・イン・バーゼル」まで用意されている。中でも地元出身の建築家ユニット、ヘルツォーク&ド・ムートンの作品は必見。今では世界中で活躍する彼らだが、バーゼルでは1980年代の初期の作品をはじめ、20を超える作品に出合える。ノバルティスの本社「ノバルティスキャンパス」では、2001年から30年かけて40以上の建物を建てるという製薬会社の域を超えた巨大プロジェクトが進行中。2010年にプリツカー賞を受賞した妹島和世と西沢立衛の建築家ユニット・SANAAをはじめ、槙文彦、安藤忠雄、谷口吉生も参加するなど日本勢の活躍もめざましい。ただし見学には、バーゼル観光局のガイドツアーへの参加が必須なので、事前にチェックして。

アートな街・バーゼルのアートなホテル。

2014年にオープンした「ザ パッセージ」はバーゼル中心部に位置するデザインホテル。フランス、ドイツ、スイスを結ぶヨーロッパ最大の国境駅、バーゼルSBB駅から徒歩10分ほど。旧市街と新市街の間の城壁跡に建てられ、2つの街を結ぶホテルは、カフェやレストラン、ショップや美術館といったあらゆる場所へ簡単にアクセスできることから“通路”や“通過”を意味するパッセージと名付けられた。全53室のこぢんまりとした4つ星ホテルは、外観を白で統一。各部屋に付けられた窓飾りが印象的だ。その窓飾りを通して柔らかな光が降り注ぐ室内は、いたってシンプル。注意深くセレクトされた、機能的でおしゃれな家具やファブリックと共に、ベッドヘッドのアートがバーゼルらしさを演出している。ザ パッセージ(The Passage)
Steinengraben 51, 4051 Basel, Switzerland

TEL/+41-61-631-51-51

FAX/+41-61-631-51-52

E-mail/sleep@thepassage.ch
料金/1室1泊138スイスフラン~(2016年1月現在)

http://www.thepassage.ch/

参照元:VOGUE JAPAN